Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ノード大学
2023年3月号 国際学部K.H

①現地の学生、友人について

 現地の学生は、大学の授業料がかからないということもありノルウェー人だけでなく世界中から来ているようなので非常に多国籍になっています。(2023年度より、ノルウェー政府がEEA加盟国とスイス以外の国から来る学生は授業料がかかるよう閣議決定しましたが、交換留学生は引き続き授業料はかからないので安心してください。)ヨーロッパからアジアまで、本当に世界中から学生がやってきています。そして、ノルウェー人はノルウェー語で開講される授業を取っていることが多いです。ノルウェー人は冷たい、友達になりにくいと言われることがよくありますが、実際は陽気な人がかなり多いと感じます。ノルウェー人はお酒を飲むと内気な人でも陽気に性格が変わるので、お酒を飲める方は一緒にお酒を飲む。もしくは、相手がお酒を飲んでいるときに話しかけてみると普段以上によく話すようになるので、その際に友達になりやすいと感じました。授業はパッケージ形式になっているので同じパッケージを選んでいる交換留学生のクラスメートとは大体同じ授業を取るようになっています。クラスはたいてい少人数なので、グループワークや授業を一緒に受けているうちに仲良くなります。バディー制度は8月のバディーピリオド開催中に新入生が馴染みやすいよう、在学している学部生たちがグループを組んでグループごとにイベントに参加したり、疑問に思っていることを彼らに聞くことが出来るものになります。グループごとにパーティーを開催しているところもあります。バディー1人ずつにつくものでもなければ、言語サポートをしてもらえるものでもありません。以前記載したように8月の歓迎期間の2週間で開催されるイベントもしくは、大学で開催されるランゲージカフェ等に積極的に参加していくと人と出会う機会がかなり増えるので友達を作るのに非常に良い機会になります。もしくは、週末に開催されるパーティー等に参加してみてください。Samfunnetという大学の横にあるバーではかなりの頻度で週末イベントが開催されているので、参加してみることをお勧めします。

 

②トラブル防止のために(―銀行口座、日本からの荷物―、後半はびっしりと愚痴が書かれておりますので見たくない方は前半のみ閲覧してください。)

 今回ちょっとしたトラブルを経験しました。その際、先に知っておきたかったと思ったことを紹介しておきます。今回のトラブルは、日本からの荷物の輸送の際に起こったトラブルになります。私は両親に頼み、日本から荷物を届けてもらいました。時間は思っていたよりもかからず、1-2週間程で荷物が日本から届きました。そこまでは順調でした。しかし、どうやら届いた荷物によって関税がかかり、新品か贈り物かによって税金がかかるようでした。その際、私は税金を払わないといけなかったのですが、支払い方法がオンライン送金のみの支払いでした。そして、オンライン送金をするには、ノルウェーの銀行、もしくはオンライン銀行からのお金(ノルウェークローネで)を振り込むという方法しかありません。私は、ノルウェーで銀行口座は開設しておらず、オンライン銀行も作っていなかったので自分で払える方法がありませんでした。そのため、銀行口座を持っている友達に一度支払ってもらい後日返すことになりました。

 対策としては、現地で現地到着して銀行口座を作っておく、もしくはオンライン銀行の口座をあらかじめ、作っておき送金できるように出発前に準備しておくと解決できると思われます。銀行口座開設は、国民番号が必要になってくるのですが、国民番号を取得するには警察署に行き、国民番号を聞かないといけません。そのため、渡航後警察署で住民登録した際に国民番号を聞いておくとスムーズに口座を開くことが出来ると思います。

            ――――――――――――――#閲覧注意#―――――――――――――

 上記には簡略化して書きましたが、実際はもっと複雑で問題だらけでした。タイトルでも予告したのにも関わらず、ここまで読み進めていただいているあなた、物好きな方ですね。では、この場をお借りして愚痴を吐き出したいと思います。

 税金の請求書が私のところに届いておらず、支払い期限を大幅に過ぎてからメールで支払いの請求書のみが届き、支払い方法が何一つわからない状態でした。そもそも、輸送する際に関税を支払わないといけないということを知らなかったため、何に対してかかっているお金なのかということ特定しないといけませんでした。そして現地大学職員に話を聞いて解決しようとしたのですが、職員同士で話が食い違っており、「個人に対しての贈り物なら払う必要がない」、「個人に対してであっても払う必要がある」、「新品でなければ払う必要がない」、「新品でなくても払う必要がある」、等々様々なことを言われ何が正解か分からなくなってしまいました。どうやら以前は払う必要がなかったらしいですが、法律が変わったようで荷物を送る際は受け取る時に関税の支払い義務が発生するようです。そして、変更されたことを担当の職員以外の職員は知っていませんでした。(友達も支払う必要はないと思っているようでした。)さらに、支払い方法が分からなかったため、確認すると自分で支払える方法がないことが判明し、絶望します。職員同士で言っていることが真逆で、財務担当の人は支払う義務があるの一点張りで理由を聞いても納得のいく答えは教えてくれませんでした。対応してもらった人によって言うことが変わることはノルウェーではよくあるようです。事態は非常に複雑化し、これらすべてを特定するのに合計で10日以上かかりました。ただ、最後の最後で1人の職員にすごく親身に対応をしていただき最終的に解決するに至ったので、終わり良ければ総て良しとは言いませんが、その職員の方、助けてくれた友達に感謝しながらこの話を終わりたいと思います。

 

Samfunnetで行われたイベントの様子

 

スノーボードに行った際のゲレンデの写真(Vestvatn Alpinanlegg)

雪がかなり積み重なっていたので撮ってみました