Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オストラヴァ大学
2024年3月号 国際学部 N.O

みなさんこんにちは。新しいセメスターが始まってから約1ヵ月が経ちました。新しい友だちを迎えた新たな寮生活にも少しずつ慣れ始めてきました。3月は賑やかなイースターマーケットも楽しむことができます。スーパーなどでもイースターにちなんだ可愛い商品が多数ありますので、ぜひ足を運んでみてください。

さて、今月は「カルチャーショックについて」と、「チェコ料理について」の2つのトピックに分けてお話しようと思います。

 

「カルチャーショックについて」

 こちらに来た当初はカルチャーショックを感じることが多くありました。最初に感じたのはバスの乗り方の違いです。日本のバスとは違い、どの扉からも乗り降りができますが、自分で扉付近のボタンを押さなければ開けてくれません。あと一番困惑したのは、運賃の支払い方法です。これはチェコ国内でも市によって違いがあったりするので注意が必要なのですが、日本と違い、基本的には手持ちのクレジットカードやデビットカードを車内の機械にタッチして支払います。車内で現金での支払いはできません。時々チェッカーという人が運賃を支払っているか乗客ひとりひとりに確認しに来ます。そのとき無賃乗車が発覚すると罰金が科せられる仕組みです。

 次にたばこの文化です。チェコでは男女問わずたばこを吸っている人が多く、チェコではどこに行っても吸い殻がありますし、歩きたばこも普通です。寮内にも喫煙所があり、そこで談笑しているところもよく目にします。

 最後にサービス業についてです。日本は世界的にもお客様サービス、おもてなしの精神が高い評価を受けていますが、その感覚のままチェコに来てしまうとかなりショックを受けると思います。働いている人たちはあまり笑顔を見せてくれませんし、座りながら食べながらスマホを触りながらの業務態度が当たり前です。最初は寂しく感じますし、一瞬自分がアジア人だからかな?という考えもよぎりましたが、チェコ人のお客さんに対してもそうなので、すぐに慣れます。かなり日本とは違うので、その違いもだんだんと面白くなってきました。

 

「チェコ料理について」

 チェコ料理はすごく日本人の舌に合うような気がします。私が思うチェコに来て食べてほしいTop3を紹介します。まず一番に食べていただきたいのが、Trdelnik(トルデルニーキ)というチェコの伝統的なお菓子です。プラハの街を歩いているとたくさんのトルデルニーキ屋さんを見かけることができます。屋台のようなお店が多く、基本的にみんなベンチで食べたり、歩きながら食べたりします。私は一番ノーマルのものが好きですが、中にはアイスクリームが乗っているものだったり、色々なトッピングを選べたりするものもあるので、ぜひ色んなトルデルニーキを楽しんでください!

 次に紹介したいのが、Tartar(タルタル)です。生のニンニクをパンに塗り、そのパンの上に生の牛肉を乗せて食べます。個人的にも一番好きなチェコ料理ですし、周りの日本人や韓国人の友だちにもすごく好評なのでぜひお勧めしたいです。特に私が住んでいる大学寮の近くにあるオレンジ壁のかわいいチェコ料理店のタルタルが美味しいです。

 最後に、日本人の舌によく合うと言われているシュニッチェル(Schnitzel)を紹介します。肉を両面揚げてシンプルな塩味で味付けされている料理で、レモンをかけて食べます。レストランで食べたこともありますし、スーパーでも冷凍で売られています。

 他にも、クネドリーキという蒸しパンと一緒に食べるビーフシチュー(Gulasch)や、豚の膝肉の丸焼き(ポークナックル)など、おいしい料理がたくさんあるのでぜひ色んなチェコ料理を試してみてください!

タルタル