Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ラドバウド大学
2023年4月号 国際学部 A.A 

・現地の学生、友人について

私が主に履修したのはレクチャー式の授業であったため、他の学生と関わる機会は少なく、授業の中でオランダ人の学生と交流することはほぼなかったと思います。それでも何人かいるオランダ人の友人の中で、初めてできた友人は大学内に日本語を勉強していて日本人と友達になりたいといった趣旨のチラシを貼っていたので、それを見つけてそこから仲良くなりました。他にも以前のレポートで紹介したMeet & Eatで知り合ったり、私はさらに後期からオランダ人との交流を増やそうと考え学生オーケストラ団体に所属したりもしました。やはりオランダに留学している学生として、実際にオランダ人からオランダについて色々教えてもらうことはとても興味深いです。そのため積極的に行動してオランダ人と関わることをおすすめします。

一方で、同じ留学生として仲良くなりやすいのが現地でできた他国の友人です。オリエンテーションウィークやMeet & Eat、友人の友人など比較的容易に人脈を広げることができます。ヨーロッパ圏内からの留学生はとても多く、仲良くなれば自身がその友人の国や地域に旅行する際に訪れるべきおすすめスポットを教えてもらえたり、既に帰国している友人を訪ねてほぼガイドのように一緒に旅行したりしたこともあります。これはヨーロッパ留学ならではの楽しみ方だと思います。そしてアジア圏内の友人は、ヨーロッパと比較すると日本との距離が近く、移動しやすいため帰国後も連絡を取り合っていつか会おうという話が現実味を帯びて、とても楽しみです。

留学期間にできる外国人の友人とは帰国したらもう一生会わないのかも、、なんて考えるととても寂しくなります。もちろん実際問題世界各地にできた友人に会うことは難しいと思います。しかし、だからこそここでの出会いは一期一会であるため、大切にしたいなと今改めて感じています。

イタリア人の友人の家庭に呼んでもらい家庭料理をご馳走になりました。

 

・一人旅について

前の月の話になりますが、初めて一人旅に出てみました。行き先はノルウェーのトロムソという所です。ずっと一人旅をしてみたいと思っていましたが、なかなか勇気が出ず留学に来てから半年以上経ってようやく実現できました。トロムソへ行った一番の目的は、いつか観てみたいとずっと思っていたオーロラ鑑賞です。結論から言うと、その目的は達成できました。しかしこの初めての一人旅は当初の目的を超えたたくさんの経験と成長があったように思います。その記録として少しシェアさせていただきます。

今回初めての一人旅で、北欧は物価が高いというのと、一人なので旅行先で人と会える方がいいと考え宿はホステルにしました。私は基本的に知らない人と同じ部屋で過ごすのがとても苦手でそれまでの旅行でも宿にホステルを選ぶことはほぼなかったのですが、今回初めて一人でホステルに泊まってみて、私と同じように一人旅をしている様々な国から来た学生たちと出会って、色んな話をしたり一緒にご飯を食べたりして本当に楽しかったです。ハスキーアドベンチャーというアクティビティにも参加したのですが、それも一人で大丈夫かなと最初不安でした。しかし一人だからこそ色んな人が声をかけてくれましたし、参加していた中国人の家族の一員のようになって一緒に楽しむこともできました。

一人で全く知らない土地に行くことは、留学当初を思わせるような緊張とワクワクで勇気のいることだと思います。初めての一人旅、私自身こんなに楽しめるとも思っていませんでした。旅から帰ってきた時には、もちろんオーロラを観るという目的を達成した満足感もそうですが、それ以上に初めての一人旅を楽しんでやり切った自分にとても成長を感じました。もしヨーロッパに交換留学されるのであれば、旅行先としてのオプションは豊富すぎるほどあるのでぜひ一人旅に挑戦してみてほしいなと思います。