Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

サレルノ大学
2022年12月号 理工学研究科 S. F

 ①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

大学のあるフィッシャーノでは、特に危険なことに巻き込まれたことはありません。しかし、サレルノ市街では、ジプシーの方々に話しかけられることもあります。他にも、小さな女の子が花を売ってきたり、どこかに行こうと誘われたりすることもあります。基本的にイタリア語で話しかけてくることが多いのですが、はっきりとNOと断らなければなりません。しっかりと断ることができれば、トラブルに巻き込まれることはないです。友達から聞いた話ですが、二人組の男女に話しかけられ、握手を求められたときにネックレスを引きちぎられて盗まれたことがあったそうです。また、レストランで食事をしている際に、テーブルにスマートフォンを置いていたところ、ウェイターがスマートフォンを盗んでいったそうです。そのため、どんな時も注意しておく必要があり、できれば一人ではなく、誰かと一緒に行くことをお勧めします。その他に私が大変であったのは、シェアハウスでのトラブルです。一度目は、ヒーターの故障でお湯が使えなくなりました。二度目は、電気が自由に使えなくなりました。このようなトラブルは私だけではありません。友達は洗濯機のホースが外れてしまったため、朝起きた時に床が水浸しになっていたそうです。そのため、トラブルはつきものだと構えておいたほうが良いかもしれません。

 

 

②クリスマス

12月に入り、街がクリスマスカラーに変わってきました。街は、イルミネーションで飾られており、色々な場所でクリスマスツリーを見ることができます。大学周辺でもイルミネーションを見ることができますが、サレルノ市街のイルミネーションはスケールが違います。ルーチ・ダルティスタというイベントがあり、街の中心となる広場や大通りなどに様々なイルミネーションが点灯されます。公園にたくさんのイルミネーションが設置され、街中にも様々なイルミネーションやクリスマスツリーを見ることができます。特にサレルノ市街にあるクリスマスツリーはとてもきれいでした。またイルミネーションだけではなく、お店の商品も変わります。雑貨屋さんでは、クリスマスデザインの食器や飾りが売っています。またスーパーマーケットでは、チョコレートやケーキが一面並べてあります。ケーキは、クリスマスに食べるパネトーネとパンドーロがあります。パネトーネはドライフルーツが入っており、パンドーロには入っていません。また両方ともとても大きいため、家族で集まるクリスマスの日にみんなで分けて食べるそうです。今回、お世話になっている研究室のメンバーにパネトーネを買ってみんなで食べました。ふわふわした触感で、中にはチョコが入っていて、とても甘すぎることもなく、美味しかったです。日本とはまた違ったクリスマスを過ごすことができ、とてもいい経験になりました。