Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ローマ・ラ・サピエンザ大学
2022年2月号 国際学部 M.A

試験について

こんにちは、今回は試験についてお話しします。

多くの授業はクリスマス前に終了し、一月から二月にかけて試験が行われました。試験日は複数提示され、前日までに各自選んで予約できます。試験の多くが口頭試験で、授業内容や教科書の内容を暗記しないといけないため試験範囲が広く、勉強量が多い印象でした。また、記述型以外の試験では順番が当日に知らされるため、人によっては待ち時間が非常に長くなります。私も発表まで7時間待ちました。

・記述型試験について

イタリア語とFashion and psychologyの授業では記述型試験を行いました。コロナウィルスの影響もあり、全てオンラインで行われました。授業内容から選択問題と記述問題が半分ずつ、全15問程度出題され、試験時間は1時間でした。日本の試験とあまり違いはないように思いました。

・プレゼンテーション型について

Fashion brandingの授業では顧客行動についてプレゼンテーションを行いました。私はイタリア人学生2人と一緒にイタリアンブランド「Roberto Cavalli」を取り上げました。現地学生の議題に対する着眼点やパワーポイントの技術についていくのは大変でしたが、チームメイトに支えられ無事終えることができました。

・口頭試験について

The science of drawingの授業では、試験までに最終課題をデータで提出し、当日は口頭で教授の問いに答えました。試験では授業内で取り上げた芸術家の表現技法や、課題で取り上げた日本のファッション雑誌や芸術家のデッサンについて授業で学んだ技法をどのように活かしたかを答えました。

 

 

コロナ禍のイタリア

イタリアはヨーロッパでもコロナ対策が最も厳重に行われており、2022年2月現在も様々な制限があります。今回はイタリアでのコロナ禍の生活についてお話しします。

まず公共交通機関では、グリーンパスの携帯とマスクの着用が必要です。(半年間で一度も見たことはありませんが…)抜き打ちチェックでグリーンパスを提示できなかった場合、罰金が課せられます。これに加え、オミクロン株による感染拡大に伴い公共交通機関利用時のマスクがFFP2マスクに限定されました。公共交通機関だけでなく街中でも、布マスクはもちろんのこと通常の不織布マスクをつけている人が少なくなりました。

また、飲食店ではさらに厳しい制限があります。基本的に飲食店ではグリーンパスに記載されているQRコードの提示/読み取りが必須です。以前までは、テラス席利用の場合は必要なかったのですが、感染拡大に伴い店内店外問わず提示・読み取りが義務化されました。これはレストランだけでなく、Barやジェラート店でもイートイン利用の場合は行われています。そのほか、映画館や博物館、美術館などの施設、また最近では試着ができるアパレルショップでもグリーンパスの提示が必要とされています。

近頃ヨーロッパでは多くの国がコロナ対策による制限を解除する中で、イタリアは、今もなお比較的厳重な制限が行われています。コロナに対する危機感は素晴らしいと思いますが、他国のようにコロナの制限のない生活を1日も早く送れるようになることを願っています。