①授業紹介
今学期は、Introduction to Cultural and Social Anthropology, Chinese Tea Culture, Russian A1, Estonian A1, Landscape Studies and Cultural Geographyの5つの講義を受講しています。言語の授業は週に2,3回あるのが通常です。講義、セミナーなどは基本的に週1回ですが、単位数が多かったり、学期の前半または後半のみ開講したりする場合は一日に4時間という場合もあります。Introduction to Cultural Anthropologyは学期前半のみ開講だったので、週1回3時間の講義でした。ですが、学期の前半で期末試験まで終えられるので、後半は気楽です。
この中で一番好きな授業はChinese Tea Cultureです。座学と実践の講義で、毎週違った中国茶を飲むことが出来ます。とても人気な授業で、履修登録期間ではキャンセル待ちの人もいました。学期の最終授業では、一言も発さないで行う茶会 “wu wo cha hui”を行う予定です。お茶の種類を見分けられるか、正しい手順でお茶を淹れられるかどうか不安ですが、とても楽しみです。
エストニアに来たからには、と思ってEstonian A1を取りましたが、今まで勉強してきた言語と異なる要素が多く、苦戦しています。毎週の小テストで8割を超すと期末試験の筆記試験を免除できるのですが、今のところ免除できなさそうなので、頑張りたいと思います。
ほとんどの授業に言える事なのですが、基本的に授業のスライドが配布されたり、論文や教科書もpdfファイルで共有されたりするので、教材を購入することは基本的にありません。逆に言えば、パソコンやタブレットなど電子機器が必須となるので、充電をし忘れたりするとかなり困ります。
②タリンのお散歩スポット
日本にいる時は散歩を目的として出かけることは無かったのですが、タリンに来てから時間に余裕が増え、また晴れの日が貴重であるため外に出たくなることから、最近は良く散歩に行くようになりました。寮の近くの海辺をよく歩いているのですが、先日Linnahallというところに行きました。1980年のモスクワ夏季オリンピックの際に建設された劇場ですが、現在は中に立ち入ることが出来ません。あたりを歩いていたら偶然たどり着いたのですが、なんとこの場所は映画『テネット』(2020)のオープニングシーンの撮影地なのだそうです。外壁の落書きは編集で消されていますが…まさかこんなに身近な場所に映画のロケ地があったとは思わず、とても驚きました。『テネット』が好きな方にはぜひ訪れてみて欲しいです。映画を知らなくても、この場所だけ時間が止まっているような不思議な感覚を味わえると思います。ここを訪れた時だけは、北欧の薄暗い鬱々とした天気も良いものだなと思えました。
タリンは港街なので、歩いているだけで船の汽笛が聞こえたりしてとても気持ちが良いです。浜辺は少し遠いのであまり行きませんが、歩いて行ける距離にあります。また、旧市街地と反対方向に歩くとカドリオルグ宮殿があります。現在はエストニア国立美術館の別館として使用されているそうです。カドリオルグ宮殿の周りは広い公園となっており、お散歩にピッタリの自然を感じられる公園です。宮殿内に入らなくても美しく手入れされた庭園を眺めることができます。国立美術館本館もすぐ近くにあるので、また訪れたいと思います。