①試験について
12月の半ば頃に授業が終わり、そこから期末試験期間に入りました。ロシア語A1、エストニア語A1、Chinese Tea Cultureは授業の最終日が試験日でした。ロシア語A1は筆記、リスニング、先生とのスピーキングテストがあり、エストニア語A1は授業内の小テストの得点80%以上を取っていれば筆記は免除、クラスメートとペアを組んでのスピーキングテストという内容でした。特にエストニア語A1のスピーキングテストは、友人に迷惑をかけたくないという一心で勉強しました。コロナウイルスにかかったり、体調不良になったりと3回授業を休んでかなり後れを取っていたので不安でしたが、先生は私の頑張りを見てくださっていたようで、最終的に成績はB(A,B,C,D,E,F/不合格)で終わることが出来ました。とても嬉しかったです。Chinese Tea Cultureの試験は、Wu Wo Tea Ceremony という、お茶会で何も見ないで正しくお茶を淹れる、といったものでした。正しく淹れられているか、というよりも積極的に参加しているということが見られていたのではと思います。
筆記試験を受けたのは、Introduction to Cultural AnthropologyとLand Scape Studies and Cultural Geographyの二つでした。初めての英語での筆記試験だったのでとても緊張しました。特に、Land Scape Studies and Cultural Geographyは今まで学んできた分野から大きくそれていたので、難しかったです。Introduction to Cultural Anthropology の成績は良かったのですが、Land Scape Studies and Cultural Geographyは何とか合格できた成績でした。単位を一つも落とさなかったのは良かったです。やはり、英語で慣れていない分野の試験を受けるのは難しかったので、日ごろからコツコツ復習して完璧とまではいかなくてもある程度理解を深めていくことが鍵になると実感しました。
②ノルウェー&ポーランド旅行
・ノルウェー旅行
1月12日~14日に二泊三日でノルウェーのオスロに友人と二人で旅行に行ってきました。空港から市街地までも電車一本で行けたのでとても楽でした。今回訪れたのはオスロだけでしたが、オスロ市内にもたくさんの見どころがあって楽しかったです。二日目にはオスロフリーガイドツアーに参加して、市内を見て回りました。都市開発のいきさつや、ランドマークでもあるオペラハウスの建設秘話、またなぜヴァイキングに横暴なイメージがついているのかなど、どの話もとても興味深くてオスロについて詳しくなれるツアーでした。とても面白かったので、また訪れる機会があれば申し込みたいと思います。一緒に旅行をした友人は秋セメスターのみの留学だったので、この旅行の後すぐ帰国してしまいました。タリンで出会って仲良くなれたので寂しく思いましたが、友人の母国であるカザフスタンに旅行に行く約束をしたので、また会う時を楽しみにしたいと思います。
・ポーランド旅行
オスロ旅行の一週間後、1月21日から1月27日まで友人たちとポーランドを旅行しました。北部のグダニスク、首都ワルシャワ、南部のクラクフの三都市を巡りました。グダニスクは小さい港街でしたが、大きな船と周りの景色が相まって美しい街でした。ワルシャワはポーランドの首都というだけあって、とても大きな街でした。普段タリンで生活している私達からしたら、本当に大都会です。ですが、歴史的建造物も残っていて、現代と昔が感じられました。面白かったのは、フランスから来た友人が高層ビルを見るたびに驚いていたことです。日本にいると高層ビル群は普通の景色ですが、ヨーロッパは全体的に建物の高さが低く、高層ビルを見ることは滅多にありません。意外な日常の違いを感じられて面白かったです。最後に訪れたクラクフでの主な目的は、アウシュビッツ強制収容所の見学ツアーに参加することでした。まずは博物館を訪れ、その後強制収容所跡地に移動しました。博物館にはガス室で殺された人々のメガネや靴が展示されており、その量の多さには言葉も出ませんでした。また、壁一面に強制収容所で亡くなった人たちの写真が貼られている廊下がありました。名前、強制収容所に入った日、亡くなった日、が記載されていたのですが、多くの人が一か月を待たずに亡くなっていました。アンネフランクの伝記を読んでユダヤ人が強制収容所でどのような生活を強いられていたのかは読んだことがあったのですが、実際に訪れて見てみるのとでは、受け取る印象の重さが違いました。ポーランドへ旅行する際は、ぜひ訪れて欲しいと思います。