Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2019年11月号 国際学部 T.H

カルチャーショックについて

アイルランドに来てカルチャーショックはいろいろな面で感じましたが、特に感じたのは食事面です。

日本と違うと感じた点はいくつかあり、お肉を減らそうという意思が強い、世界各国の料理を取り入れているという二点を今回話そうと思います。

まずお肉を減らすということですが、こちらではよくベジタリアンやビーガン用のメニューがあります。メニューの隣に’V’のマークがついていて、それがベジタリアン、またはビーガンの目印になります。きちんとしたレストランはもちろん、マクドナルドやバーガーキングなどのファストフード店でも簡単に見つけることができます。

また、食品(加工品)にもVマークはついており、動物性油を使っていなかったりお肉を使っていないという目印になります。

日本ではベジタリアンレストランなどに行かないとなかなかお肉無しの料理を見つけることができませんが、こちらでは材料をメニューの下に表記していたり、食材を判断してからオーダーできるのでいろいろな人に配慮できていると感じました。

また、世界各国の料理を取り入れているというのは、専門の食材を扱っているお店に行かなくてもいろいろな国の料理や調味料が揃っているということです。日本料理で言うと、アジアとして中国料理などと混ぜられてはいますが、醤油や豆腐などはもちろん味噌汁やラーメンを作れるキットなども置いています。その他にもインドなどの料理やメキシコ料理なども一般的に置いており、日本よりバラエティが豊富に感じました。

 

ゲルタハトについて

アイルランドの公用語はアイルランド語と英語があります。アイルランド語が第一公用語となっていますが、英語を話す人がほとんどでアイルランド語を話せる人はあまり多くありません。

しかし、ゲルタハトという地域がアイルランド内にいくつかあり、その地域内では主にアイルランド語が話されています。私はアイルランド語の授業をとっていて授業内のオプションとしてあったゲルタハトトリップに参加してきました。

私が今回訪れたのはディングルという地域です。私の通う大学があるコークから車で三時間ほどでした。

大学が所有している施設に宿泊し、プログラムとしては周辺の案内を先生がしてくれたりゲストスピーカーによるアイルランドの言い伝えやアイリッシュダンスなどをしました。夜になると先生がパブに行くのを勧めてくれるのも、アイルランドならではだと思いました。

アイルランド語を使う機会がパブで注文をする程度でしたが、周りでしゃべられているアイルランド語を注意して聞いて知っている単語をなんとなくつかむのが楽しかったです。

周辺地域には教会の遺跡や昔のお墓、オガムストーンなどアイルランド第二の都市のコークではなかなか見ることのできないものを見ることができ、言語だけでなく、新しい友達を作ることができたり、アイルランドの文化に触れられたり、とても有意義な時間を過ごすことができました。