Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2022年10月号 国際学部 Y.I.

環境について(大学施設/サービス/住居/街並み等) 

【大学施設・サービス】

 大学施設はメインキャンパスとその周辺、徒歩5〜20分圏内あたりの場所にあります。授業と授業の間に移動のための時間は設けられていないため、履修の際に連続する授業の教室同士の距離をしっかりと確認しておくことが大切です。メインキャンパス内には図書館や勉強スペースの他に、チャペルやパブもあります。アイルランドはパブやギネスビールで有名なので、パブがある大学という点がとてもアイルランドらしくて好きです。食事をする場所には食堂に加えて、コンビニやカフェがいくつかあります。コンビニやカフェにはその場で自分好みのサンドイッチなどを作ってくれるコーナーがあり、お昼になるととても賑わっています。その他の大学施設と言うと、Mardyke Arenaという体育館があります。普通の体育館とは違い、プールやジムに加えてボルダリングやスパなどもあり、学生の間でとても評判の良い施設です。UCCの学生は無料で使うことが出来るため、私含めたUCC生はよく利用しています。また事前予約すると、スタジオやバスケットコートを借りることができたり、ヨガやダンスクラスにも参加できます。私は運動をすることが大好きなので、無料で運動施設を使えることがとてもありがたいです。

 

【住居】

 私はUCCが提供する寮に住んでおり、アメリカ人4人と韓国人2人の合計6人のフラットメイトがいます。私の寮には各個人のバスルームと部屋があり、キッチンは共同という形になっています。私は自分の時間が必要な人なので、専用のバスルームと部屋があることでとても助かっています。バスルームをシェアしている友達に聞くと、バスルームを使う時間や掃除のことでルームメイトと揉めることがあるとも聞いたため、この点も含めて専用バスルームがあって良かったと思います。メインキャンパスからの距離は徒歩約10分、お店が集まったシティーセンターまでは徒歩30分ほどと立地も良いです。

 問題点としては、食器の数が人数分なく、冷蔵庫も人数の割には小さいことです。そのため、フラットメイトミーティングを行って、誰が冷蔵庫のどの段を使うのかなどを決めました。それに加えて、掃除当番やゴミ出し当番なども決めました。このおかげで、イザコザなどはなく過ごせています。何か問題がある場合は、その度にフラットメイトミーティングを開いて話し合ったりしています。私も共用の場所を気持ちよく使えるように、食べた後はすぐに食器を洗うこと、自分の食べ物とそうでないものの区別をはっきりさせることなどを心がけています。また比較的古めの寮なので、雨漏りや修理が必要な箇所が見つかることが時々あります。このように問題が起こった時、何か変えてほしいことがあるときは、それらをレセプションの人に伝えることが大切です。

 寮の選択に関しては、自分で決めることはできないのですが、申し込むときに予算の目安を書くことが出来ます。寮は様々ですが、交換留学生はUCCの寮に住むことになります。アイルランドでは住居費がとても高いです。それに加えて円安が続いているため、光熱費・水道費などを含めて月10万円ほどは見積もっておいた方がいいと思います。

 

【街並み】

 コークはタイタニック号が最後に寄港した町があることで有名です。首都のダブリンと比べてとても小さい町であり、特に町の中心であるCity Centreは15分ほどあれば端から端まで歩いて回ることができます。その上、見たことがあるという人と何度か出会うことがあります。坂が多いところがネックですが、丘の上から見る街の景色は最高です。また高い建物が無いため、空を見渡せ、夜には星が見えるという点も好きなところです。私はコーク の中でもコークシティーという町に住んでいますが、それぞれの町の中心部の間は基本緑が生い茂っていて、牛や馬、ヒツジなどを見ることが出来るのもお気に入りポイントです。

 

 

多分ためにな~るコーナー:留学2か月目

 アイルランドに来てからもう既に2か月が経ちました。こちらの生活スタイルにも慣れてきたため、今月号の(命名!)「多分ためにな~るコーナー」では節約術に関して話したいと思います。ちなみに、私は留学するまでずっと実家暮らしだったため、留学先で初めて1人暮らしを経験する人は是非最後まで読んでみてください!

 最初の月は、思っている以上にお金を使ったのですが、2か月目からは要領が分かってきたため、月々の出費を7万5千円(€550)までに抑えるようにしています。が、飛行機を使う旅行などに行くと簡単に超えてしまいます。

 

【食べ物】

 基本的にキャンパスでお昼ご飯を買うと5€以上、レストランで外食をするとなると€10以上はするため、できるだけ家で作って食べるようにしています。メインキャンパスの近くにあるNoodleeというチェーンの中華料理屋さんは、€10以下のメニューがあるので、オススメです。また、水は500mlで€1.5~2ほどします。環境に配慮した政策が多いアイルランドでは、体育館やメインキャンパス内にはウォーターサーバーが設置されているため、出かける時は水筒を持参しています。

 食料品の買い物の際はクーポンや安売りを利用することで節約をしています。スーパーマーケットの中ではLidleというお店が他のお店と比べて安い食料品を提供しています。TescoというスーパーマーケットもLidleよりも安い食料品を売っている場合があるため、値段を比べて安い方を買うようにしています。クーポンや安売りの期間はそれぞれのスーパーのアプリを使って知ることができるため、是非ダウンロードすることをオススメします。

 日本食やアジアフードなどに関しては、場所を取らず重すぎないものは日本から持ってくるといいと思います。こちらにもアジアンマーケットはあるのですが、品数は限られており、安くはないです。お米も日本で買うのと比べて高めなのですが、私にとっては必需品であるため買いました。これまでの経験で、節約することと同じぐらい、何にお金をかけるのか優先順位をつけることも大切だと学びました。

 

【服】

 送ってもらえるものは送ってもらうことをお勧めします。ですが、荷物の大きさや重さなどによって自分が払う関税の値段が変わってくるということに注意です。また、冬をこちらで越す場合は、ブーツやコートなどの大きくて贈りにくいものなどは優先して持ってくる方が良いと思います。

 安い服屋さんの中ではPenneysというお店が有名で、GUのようなファストファッションの立ち位置となります。また、UCCのSwap Shopと呼ばれるお店では、入場料(約€3)を払うと、UCC生から寄付された服などを無料でもらえます。新学期の始まりごろに開催しているので、是非活用してください!

 

【洗濯】

 私の寮にはランドリールームが1つあり、洗濯機・乾燥機はそれぞれ5個ずつあります。1回ごとの洗濯機と乾燥機の値段はそれぞれ€2.5かかります。そのため、5~6日に1回洗濯をし、乾燥機を使わずに洗濯紐に干しています。ランドリーのコインはレセプションで買うことが出来るのですが、私はいつも1回でまとめて3回分ほど買うようにしています。洗濯洗剤は粉タイプが一番安いのですが、毎度大きい粉洗剤のボックスをランドリールームまで持ち運びするのは一苦労なので、持ち運びのしやすいカプセルタイプのものを使用しています。粉や液に比べて少し高いですが、カプセルタイプは軽く、タイムセーバーなので、安売りの時にお得用サイズのものを買うようにしています。

 洗濯の時間帯に関しては、お昼から夜にかけてと休日は特に混むため、朝の時間帯に洗濯をすることをお勧めします。また洗濯機のシステムが日本のものとは違い、水の温度を選ぶことができるのですが、衣類へのダメージを防ぐために30℃以下で洗濯するようにしています。

 洗濯用品で日本から持ってくるべきものリストには、洗濯ネットとランドリーバック、洗濯紐を入れておくべきだと思います。また、天気の悪いアイルランドでは、気をつけていてもボトムスがとても汚れます。そのため、お気に入りの服や高い服、白い服は持ってくることをお勧めしないです。その上クリーニングが必要な服も、私はクリーニング代を節約するために日本に置いてきました。

 

【leap card】

 アイルランドでは基本的にどこへ行くにもバスに乗ることが多いです。そのため、Student(Young Adult) Leap Cardを持つことをお勧めします。このカードを持つことで、アイルランド内での電車・バスに乗る際に割引を受けることができます。私の寮からシティーセンターまでバスだと€2ほどするのですが、リープカードを持っていると€0.6ほどでバスに乗ることが出来ます。Student IDをもらったらできるだけ早めに作ると良いと思います。

 

【Rovolut】

 海外でクレジットカード/デビットカードを使用して買い物をするとなると、ユーロを円に変える際にプラスでクレジット会社の事務手数料がかかります。また、円への交換レートはクレジット会社によって数%ほど上乗せされており、特に寮費の支払いなどの大きい金額を支払う場合には、この数%があるかないかで大きく違ってきます。そんな時に使いたいのがRevolutです。RevolutはInternational Online Bankです。日本のクレジットカードやデビットカード、銀行からお金を日本円でアプリに追加して、ユーロや現地の通貨へ交換することで、Revolut のデビットカードで決済をすることが出来ます。このデビットカードの最大の特徴は、一定額まで手数料なしで日本円を海外通貨へ両替することができるという点です。Revolutのアカウント内のお金がなくなる度に、お金を追加して両替するという手間がかかりますが、手数料を払わないでいいことを考えると、留学生活のライフセーバーとなっています。そのほかの機能として、銀行からお金を振り込んだ場合は、ATMからお金を引き出せたり、アプリ上で友達同士でお金を送り合うこともできます。無料プランだと週末料金が少しかかるため、金曜日の夜に週末用のお金を追加しておくことをオススメします。

 

最後に、私の部屋から見える景色をお裾分けしたいと思います!

  写真: 珍しく快晴だった日のコーク