Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2022年11月号 国際学部 Y.I.

授業紹介

セメスター1の履修科目

  • English for Academic Study (module code: LC1002)
  • Spanish Language Beginner Level (HS0028)
  • Set Dancing 2 (MU2061)
  • Step Dancing 2 (MU2421)

 セメスター1では英語を中心とした環境や1人暮らしに慣れるため、英語のクラス(①)と龍谷大学でも1学期間履修していたスペイン語のクラス(②)というように、言語のクラスをメインで取りました。それに加えてアイルランドの文化を知れる授業も取りたいと思い、アイルランド伝統のステップダンス(③)とセットダンス(④)の授業を選択しました。

 

セメスター2の履修科目

  • Creating and Performing Experimental Music (MU2109)
  • Advanced English for Academic Study (LC1003)
  • Fiddle2 (MU2414)
  • Sustainability (UW0005)
  • Gender and Society Ⅱ: Interdisciplinary Perspectives (WS6005)

 セメスター2では環境にも慣れたためもう少し難しいことに挑戦してみようと思い、上級英語のクラス(⑥)や興味があったSDGsの授業(⑧)やジェンダー学の授業(⑨)などの言語以外のクラスも取っています。

 

 履修した授業の中でも特にお勧めしたい!と思った音楽学部の授業(③④⑦)を今回は詳しく紹介したいと思います。これらをお勧めしたい理由としては、やはりアイルランドに来たからにはアイリッシュミュージックの良さを知ってほしいと思ったからです。また、音楽学部の授業はその学部の生徒か交換留学生を含む短期留学生のみに開校されており、特に楽器やダンスの授業は留学生のみのため、友達を作りやすい環境でもあると思います。③ステップダンスと④セットダンスはアイルランドの伝統ダンスです。ステップダンスは足のみを使うダンスで、セットダンスは2人1組、4組1グループで踊るダンスです。クラスの中にはダンスを踊ったことのない人もたくさんいたりと、ダンスが踊れる踊れない関係なく誰でも楽しむことが出来ます。

 このクラスがきっかけで私はアイリッシュミュージックを好きになったので、後期ではアイリッシュフィドルの授業を取っています。フィドルは少し小さめのバイオリンのような弦楽器で、アイリッシュミュージックに欠かせない楽器の1つです。パブや路上で生演奏をしている人をよく見かけます。この授業は3つのレベル(初心者・中級・上級)に分かれて授業を行うのですが、今学期は初心者が私1人だったため、先生と1対1の授業となっています。そのため質問をしやすい環境で、またどうしても先生とコミュニケーションを取らないといけない状況になるので、コミュニケーション能力や英会話力の向上に役立っています。また、私1人に合わせたスピードでのレッスンになっているため、この授業に関しては1対1の授業で良かったなと感じています。基本的に誰でもこのクラスを取ることが出来ると思いますが、音楽の基礎の知識(楽譜の読み方・コード)や経験があると役に立つと思います。ですが、1番大切なことはめげずに練習し続けることと、とにかくやってみることだと思います。

 これらの授業を取って私が面白いと感じたことは、アイルランドの国民性を知ることが出来るということです。アイリッシュミュージックには明るくアップテンポで陽気な曲が多く、自然が多く友好的な人が多いアイルランドを象徴しているように感じられます。また、アイリッシュパブの雰囲気にとても合うため、パブによっては毎日、セッション(地元の人がパブに集まって楽しむために演奏する)が行われていることもあります。私はお酒を飲むのがあまり好きではないのですが、アイリッシュミュージックの流れているパブには何回でも行きたいと思うほど、アイリッシュミュージックが大好きです。

 

 

多分ためにな〜るコーナー:留学3か月目

 今月号の多分ためにな〜るコーナーでは、授業紹介に関連した履修の詳細やアドバイスに関して話したいと思います。

 

【履修について】

 UCCへの交換留学生は1セメスターに30ECTSまで取ることができます。ECTSは日本の単位にあたるもので、UCCを含めたヨーロッパの大学はECTS制度を使用しています。2ECTSで龍谷大学の1単位へ換算となります。1つの授業は2.5~15ECTSまでと様々です。それぞれの授業にはModule Codeという文字と数字を組み合わせたコードがあり、文字のすぐ後ろの数字が難しさのレベルを示しています。基本的には、1~4が大学レベル、5~6は院レベルの授業となっており、1は1回生向けの授業で、数字が大きくなるにつれて難しくなっていきます。 学士課程に所属していても大学院生レベルの授業を受講することができるので、大学院などに興味がある人は是非とってみてください。

 授業時間などに関しては、龍谷大学では1授業90分で、授業と授業の間に移動時間があるという時間割のようなものがありますが、UCCでは授業によって授業時間が1時間~3時間程までとバラバラです。また、1時間ごとに授業が組まれているため、移動時間や昼休憩というものは設けられていません。そのため授業を選択する際は、連続して授業を取らないようにしたり、もし連続して授業を取りたい場合は移動距離などをしっかりと確認しておくなどの工夫が必要になります。授業に関しての情報(場所・時間)がタイムテーブルに載っていないことがあるため、その場合はシラバスに載っている教授のメールアドレスにメールをしたり、インターナショナルオフィスに聞いて時間割を組みました。

 

【履修・授業に関するアドバイス】

まず、【履修について】で述べたように

・教室の確認

→UCCのキャンパスは基本的に学部ごとに建物や特定の教室があり、私の知ってる限りでは、音楽、演劇、医・薬学、ITはメインキャンパスから少し離れた場所にあり、歩いて最低10分程はかかります。そのため、連続で授業を取る際にキャンパスの場所が違うということは避けた方がいいと思います。

・最初の授業はとにかく早めに行く

→これは、私の個人的なアドバイスなのですが、キャンパスに慣れていない人(特に留学生)の何人かは必ずと言っていいほど、学期初めの授業が始まる1時間から30分前に来ます。私はこの機会を友達作りのチャンスと考えており、実際にそこから友達になって今でも仲の良い子がいます。ぜひ試してみてください!

・シラバスを読み込む

→基本的にシラバスを読むと全部載っています。

・分からないことはとにかく教授やインターナショナルオフィスに尋ねる

→UCCは基本的にとても柔軟です。なので、とにかく何でも聞いてみることをお勧めします。例えば、取りたい授業があるが制限の30ECTSを超えてしまうとなったとき、インターナショナルオフィスに尋ねてみると制限を超過して取れたことがあります。とにかく聞いて損することはないです!メールは返信に時間がかかるので、緊急の場合はオフィスへいくか電話しましょう!

・成績は気にしすぎない

→UCCでは40%以上が合格ラインとなっている授業がほとんどなので、成績に関して気にしすぎなくて大丈夫だと思います。学業と他の事(クラブ・家事・遊び)を両立するためにも、あまり気合いを入れすぎない方がいいと個人的に思います。

・面白そう!気になる!と思う授業をいくつか取ってみる

→正規の学生は所属しているコースからしか授業を取ることが出来ないですが、短期留学生は様々な学部からの提供科目を履修することが出来ます。単に単位交換ができるかどうかだけではなく、純粋に面白そう!気になる!と思った授業を是非いくつか取ってみてください。本来勉強していることとは違った興味を持っている人、どの分野に興味があるかまだ見つけることのできていない人などにとっては、興味のあることを見つけて伸ばすことのできるとてもいい機会です!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

最後に、私のお気に入りのパン屋さんの写真をどうぞ!

コークで1番のブラウニーを売っているCameron Bakery