ビザについて
アイルランドはビザの必要はありませんが、IRPと呼ばれるアイルランド国内での居住証明書を取得する必要があります。IRPの取得はアイルランド到着後、警察署(Garda)で行います。IRPの取得には予約が必要となります。入国審査の際にGardaのメールアドレスを伝えられ予約を取るように説明してくれたので、それに従ってすぐに予約を取りました。一般的には予約を取るにはかなり時間を要するようですが、私の場合はすぐに返事が来て、その翌週にGardaに来るように言われました。
IRPの申請には、UCCから出されるIRPフォーム、パスポート、UCCのIDカード、UCCの受入許可書、英文の保険証明書、申請費として300ユーロを入れたクレジットカード、アイルランドでの居住証明書、残高証明書の8つが必要です。アイルランドでの居住証明書は寮にlease agreementを発行してもらいました。また、残高証明書に関しては様々な選択肢がありましたが、私の場合は留学前に日本の銀行で英文残高証明書を発行し、それを提出しました。IRPの取得に必要な書類等はときどき変更があるそうなので、情報は必ず追うようにすることが大切です。
正直、予約日の前日くらいから申請が本当に成功するか心配になってしまっていましたが、申請自体は思っていた以上に簡単に終わりました。そのあとIRPカードを入手すれば手続きは完了ですが、入手するまでにも時間がかかるそうで、申請してから1カ月経った今もまだ入手できていない状況です。
オリエンテーション・授業選択について
履修登録に関しては留学前の8月下旬に始まりました。8月の時点では授業の日程がまだ決まっていないという科目がほとんどでしたが、9月にもう一度履修登録ができる期間があったので、とりあえず取りたい科目を登録しました。授業によっては1週目の授業が始まっても日程が分からなかったり、履修が確定していなかったりするものもあります。特に、音楽系の授業などは1回目の授業に参加するまで授業の日程が決まらないことがあります。少し焦ることもありましたが、International Officeの方などに分からないことを聞いて不安を解消させました。
オリエンテーションは9月の初旬に行われました。そこではIRPの取得や履修登録の方法、学生による団体の紹介などが行われました。他にも日帰りで旅行に行けるイベントやキャンパスツアー、大学内のサークルによる新歓イベントなども行われていました。
UCCには体育会系の部活であるClubと文化系の部活であるSocietyがあります。ClubやSocietyは日本の大学のよりも自由で気軽に参加できるので、兼部している方も多いです。わたしも今はMusic Society、French Society、Japanese Societyの3つのSocietyに入っています。
イベントの情報に関しては一部のSNSでしか入手できないことなどあり、様々なところから情報を確認しておく必要がありました。実際、情報が追えずに逃してしまったイベントもありました。UCCでは毎月のように多くのイベントが行われるそうなので、オリエンテーションが終わってからも人との交流が楽しめるそうです。