Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2014年3月号 法学部 S.T

 

①カルチャーショックについて
こちらに来てからカルチャーショックを衝撃的に感じたことはあまりないのですが、日本の公共の場の清潔さやサービスにみられるような、日本の生活様式との差異に少し違和感を感じる事があります。まず公共の施設の利用の仕方です。トイレやショッピングセンター、道路も含めてですが全体的に清潔なイメージを持つことがありません。マナーの問題でもあるのだと思いますが、汚れたままの場所が多いですし、汚くてもあまり気にする人がいないようです。こちらで暮らして約半年経ちますが、そのような状態に慣れることは出来ても受け入れることは出来ずにいます。また、日本社会が忙しすぎるのかもしれませんが、祝日やイベントシーズンになると変則的に公共交通機関が全線運休になることがあり、そのような時期に繁栄期を迎える日本の商業スタイルと比較すると正反対で驚くことはありました。
自分の中で今だに戸惑い続けているのは、食文化の違いです。こちらのスーパーマーケットを見ていると、冷凍食品が大量に取り扱われていて、新鮮な食材が少ないように感じます。日本で慣れ親しんできた食生活を継続することは困難で時にフラストレーションを感じる事はありますが、家族や友人が食品を送ってくれるなど、サポートしてくれるので大きなショックは感じる事なく生活できています。

②就職活動、TOEICについて

私は現在3回生で、この春から4回生になります。留学を考えている方の中にも留学と就職活動の開始時期が被ってしまうことを気にされている方は多いと思います。帰国後の選択肢として、秋採用を行っている企業に対してのアプローチをかけていく方法と、次の就職活動期まで待つ、つまり一年卒業を延長するというチョイスがありますが私は留年することなく、秋採用での内定を採ろうと考えています。現在就職活動を行っている友人達と比べると、かなり遅れをとりますが留学で得たコミュニケーション能力や英語能力を私の長所として企業にアピールしていくつもりでいます。

イギリスでの英語能力試験は実はTOEICではなく、IELTSが主流で、大学職員の間でもTOEICの認知度はかなり低いようです。ですので、就職活動において重視されるTOEICをイギリス国内で受けるためには他の都市に出向かなければなりません。その上、数か月前にイギリスでのカンニング行為が確認されたため、現在国内でTOEICを受けることができず、帰国後の就職活動に備えてフランスまで受けにいくことになりました。このレポートを読んでいる方の中で1年以内にイギリス留学が決まっている方、又その留学後に就職活動をしなければいけない方はこちらで受けられる英語能力試験の情報を常にチェックしておくと、帰国後の計画もスムーズに立てられるのではないかと思います。