Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2015年12月号 経済学部 K.A

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

こちらに来て4ヶ月間経ちますが、身の危険を感じたことは一度もありません。ただ、隣の建物で火災報知器が作動するということは2度ありました。(喫煙が原因だったようです)夜中に出歩いても安全ですが、街灯が少ないので怖いのは事実です。パブの帰りなど英国紳士は必ず女性を家まで送り届けるので、女性は特に安全です。学期の初めは慣れない新入生を狙って泥棒が発生したようです。私も部屋を出るときは必ず鍵を閉めます。自己責任が基本なので、自分の物は自分で管理することが大切です。

周りの日本人でトラブルが多発しているのはクレジットカードの件です。

予備のクレジットカードを持ってくるは本当に大切です。留学にはキャッシュパスポート以外にもう一枚カードを作って持って来ることをお勧めします。キャッシュパスポートは日本のサービスを海外で利用する際に使用できません。例を挙げると、日経オンラインの新規購読や、日本のアマゾンや楽天で買い物をし、こちらに配送するということができませんでした。

三菱UFJ + キャッシュパスポート という組み合わせが手軽に出来る最強の組み合わせかと思います。

メインで三菱のカードを使用し、現金の引き下ろし、予備にキャッシュパスポートを使用します。キャッシュパスポートは外貨に変えるときに非常に割高なので使用は控えます。三菱UFJは年会費等が無料かつ、大手なのでサポートが完璧です。弱点である海外送金の手間をキャッシュパスポートで補う。

これはクレジットカードを頻繁に使う欧米へ留学する全員にお勧めできると思います。こういった情報は自分で考えて比較するよりも、素直に先輩を真似した方が賢いのではないでしょうか。私も先輩からこの組み合わせを教えていただきました。

 

②英語は自分を表現するためのツール

イギリス人は議論好きです。パブに行けばあちこちでみんなが政治や経済のことについて議論しています。驚くほどにみんな自分の考えをもっています。正しい間違っているに関わらず、自分の意見を持つことは本当に大切です。話し合っているときにWhat do you think? と聞かれたときに I do not know. ほど恥ずかしい答えはありません。それは英語力の問題ではなく、自分の世の中に対する関心を問われているからです。日本人だから知らないではなく、イギリスのビザを持っている以上、歴史、文化、政治、経済、特に今大きな問題となっている移民問題について自分なりの考えを持つことは本当に大切です。文法を間違っても、単語を間違えても、必死に身振り手振りを使って、自分の考えを伝えることはとても価値があります。自分の考えを、日本人からの視点を表現できたとき、その議論に自分が貢献し、議論を盛り上げたときの喜びは凄まじいです。

拙い英語でも必死に話していれば、間違っていても誰もバカにはしません。話し合うためには日頃から世の中に関心を持ち、幅広いニュースに触れる必要があります。

英語はツールです。自分の考えをより多くのひとに伝えるために英語は有効です。でも、何も考えていなければ、その英語は役に立ちません。周りの学生は教養のある人が多いので、いい刺激を受けます。