1.試験について
本レポートでは、現地の授業における「試験」と成績評価の仕組みについて報告します。
日本の大学では、学期末に行われる一斉の筆記試験によって成績の大部分が決まることが一般的ですが、現在私が受講しているプログラムでは、いわゆる「ペーパーテスト」のような従来の試験は基本的に実施されていません。その代わり、日々の授業を通じて出される課題を計画的にこなし、その成果物によって総合的に評価される「継続評価」のシステムが採用されています。
具体的な評価の対象となるのは、エッセイの執筆や、レポートの作成などです。決まった日時に教室に集まってテストを受けるわけではないため、一見すると負担が少ないように思われるかもしれません。しかし、実際には一つの課題をこなすために、自ら英語の文献や資料をリサーチし、論理的な構成を練り上げて自分の意見を説得力のある文章にまとめる必要があり、非常に高いレベルの主体性が求められます。
このような課題ベースの評価制度は、単なる知識の暗記力よりも、情報の収集・分析能力や、批判的思考力を養うことに重きを置いていると感じます。また、課題の提出期限を自己管理するタイムマネジメント能力も同時に鍛えられます。
プレッシャーのかかる一発勝負の試験がない分、自分のペースでじっくりと専門的なテーマに向き合うことができ、結果として、将来の実務で実際に役立つ、より実践的で深い学びを得ることができていると実感しています。
2.ロンドンキャリアフォーラムについて
私は、先日ロンドンで開催された「ロンドンキャリアフォーラム」に参加しました。本レポートでは、その際に得た貴重な経験と学びについて報告します。
留学中の就職活動は時差の壁もあり、企業研究や面接など、その大半をオンラインで行うのが基本です。しかし、このフォーラムでは、実際に企業の担当者の方々と対面でお会いすることができました。各企業のブースで行われる説明会に直接参加することで、画面越しでは伝わりきらない企業の熱量や、社員の方々のリアルな雰囲気を肌で感じることができたのは大きな収穫でした。さらに、書類選考を経て、その場で直接面接を受ける機会にも恵まれました。対面ならではの緊張感はありましたが、大学で専攻している国際ビジネスコミュニケーションの学びを活かして自分の言葉で熱意を伝え、深い対話ができたことは、今後の大きな自信に繋がりました。
また、このイベントで得られたもう一つの大きな財産は、同じように海外へ留学し、高い目標を持って就職活動に臨んでいる日本人学生たちとの出会いです。会場の熱気の中で彼らと積極的に交流し、現地の生活や就職活動についての情報交換を行いました。様々な国や地域で奮闘し、自らのキャリアを真剣に考えている同世代の姿は非常に頼もしく、一人でパソコンに向かっているだけでは得られないような、強い刺激とモチベーションをもらいました。
ロンドンキャリアフォーラムへの参加は、単に企業の選考を進めるだけでなく、自らのキャリアプランを見つめ直し、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する素晴らしい機会となりました。この経験で得た刺激を原動力に、残りの留学生活でもさらに視野を広げ、帰国後の飛躍に繋げていきたいと考えています。

