Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴァーサ大学
2023年 4月号 国際学部 N.O

カルチャーショックについて

カルチャーショックにはハネムーン期、拒否段階、適応移行段階、適応段階の4段階があるとされていますが、正直、フィンランド生活の中で拒否段階は経験していないと思います。本来拒否段階で感じるような海外生活での不満や外国人の方と話す中での疲労などはありませんでした。むしろ現地の人はみんな優しく声をかけてくださるので、コンビニの店員さんやジムの受付の方などと話す時間がホッとする時間になっていました。

しかしその一方で、毎日一緒にいた家族のような友人や恋人に会えないことが寂しく酷いホームシックになりました。時間が経った今でも毎日みんなに早く会いたいなと思っています。これだけ想える友人や恋人がいることを幸運に思って帰国の日まで頑張るしかないなと気持ちを切り替えて過ごしました。

本格的なカルチャーショックを経験したのはイギリスやドイツ、東欧に旅行した際です。ヴァーサは人も少なく、治安も非常に良いため、治安が良くない街やホームレスの方などが多くいる街に行き、初めて見る光景や危険な状況を経験するとすごく気持ちがしんどくなることがありました。

人によって感じるものはさまざまだと思います。気持ちが落ち込んだ時や辛くなった時は友人や家族、教授などにたくさん頼って心身ともに健康に過ごしてください。

 

留学先での就活について

交換留学は6月や7月まで続くので、就活が被ってしまう方も多いと思います。私も現在オンラインにて就職活動中です。なので、このセクションでは私が経験してきていることを少しでも情報共有ができればなと思います。

正直、就職活動と現地の生活の両立は非常に大変です。時差があるため、日本時間に合わせると夜中や早朝に説明会や面接があることも多いです。現地に授業もあるため、常に就活か課題の生活でした。

持ってくるべきものとしてはスーツと、大手を考えている場合はSPI対策参考本です。私はどちらも用意していなかったため、スーツは古着屋で買い、SPIはネットのサイトで練習問題を探し対策を行っていました。

コロナはほとんど収束している状況ですが、説明会や面接もオンラインで行っている企業が多く、留学先でもそこまで大きく不利になるような状況ではありません。しかし、周りに就活をやっている友人がいないため情報が何も入ってこなかったり、不安も焦りもあると思います。企業さんによっては二次面接、最終面接は対面で行う形態をとっているところも多く、私も帰国日が間に合わないといった理由で何社か選考辞退しました。しかし、メールなどで自ら問い合わせを行うと快くオンラインでの面接に変更してくださったり、時差を考慮した上で面接の日時を設定してくださったりするような企業さんも多くありました。

私が本格的に始めたのは非常に遅く、2月末からでした。もし、初めから就活をする予定なのであれば、早めに企業研究や自己分析、SPI対策やES作成を行うことをお勧めします。しかし、せっかくの留学生活なので就活に捉われず、現地の生活を楽しむことを一番に考えてください。

キャリアセンターの方には帰国後でも間に合うとお話ししていただきましたが、個人的な意見としては最も選択肢が多い時期は3月-4月だと思うので、明確な目標やキャリアパスがある方は後悔ないように留学中も少し時間を作ってみることをお勧めします。

大変だとは思いますが、頑張ってください。