①就職活動について
私は3回生の後期から留学をしており、現在4回生です。そのためちょうど就活の時期と被っていますが、その実感が全くありません。そして正直、就活のために何かをしているわけでもなく「就活どうしよう」という不安だけがあります。そのため留学中の就職活動について気になっている人にはあまり私のレポートは役に立たないかもしれません。
留学前は、留学中に自分の将来について答えが見つかると期待していましたが、留学生活に手一杯で就活する余裕が思った以上にありませんでした。就活用にスーツは持ってきたのですが、SPI対策用の本を持ってきておらず、就活について考えるために持ってきておけばよかったです。
留学中に出会った友達に将来について話を聞くと大学院に進学する人が多く、それも自分の選択肢の一つになりました。留学前は、卒業したら就職となんとなく思っていましたが、色んな人に出会って話を聞く中で、進路についてもっと自由に考えてもいいんだなと思うようになりました。
これから留学する方の中には、就活と被ってしまう人がいると思います。留学生活に集中するべきだと分かってはいてもやはり将来について考えてしまうかもしれませんが、私はできたらやるくらいの気持ちでいいのかなと思います。また、私だけかもしれませんが、留学中にやりたいことが見つかるかもと期待しない方がいいです。
私は、帰国するまでの時間を進路決定のために有効活用できたらいいなとなんとなく考えています。
②ヴァーサで起こった事件
12月号でもヴァーサの治安について書きましたが、ヴァーサは静かで平和な街です。ですが、そんな平和な街でも3月中旬にヴァーサ大学の女生徒が教育機関で銃撃事件を計画していたため逮捕されました。警察からの発表では、被疑者は実際に銃撃事件を実行しようとしていたらしいのですが、今後、被疑者の動機や武器の発表をする予定はないということでした。どこの学校で銃撃事件を起こそうとしていたかは定かではありませんが、もし実行されていたとするとゾッとしますし、それがヴァーサ大学で起こっていたかもしれないと思うと逮捕されて本当によかったと思います。
ヴァーサは治安のいい街であるというのは事実だと思いますが、正直平和ボケしていました。実際、ヴァーサに来てからニュースや新聞を読んだことがないので日々ヴァーサやフィンランドで起こっている事件や事故について知る術がありませんでした。そのため、まさかヴァーサで重大な事件、ましてや殺人に関係のある事件が起ころうとしていたとは予想もしていませんでした。
また、4月の出来事ではありますが、2日にヘルシンキの郊外にあるヴァンターにて12歳の児童による発砲事件があり、児童3名が死傷しました。被疑者は親族の銃を使用していたようです。フィンランドには銃のイメージがなかったのですが、調べたところ、フィンランドでは伝統的に狩猟が盛んなため銃保有率は3人に1人の割合であり、世界的に見て高いようです。また2007年と2008年にも学生による銃撃事件が発生しており、多数の死傷者が出ています。
今回の事件を通してフィンランドのポジティブな面にのみ焦点を当てるのではなく、社会問題といったネガティブな面についても知るべきだなと思いました。
友達と折り紙をしました