カルチャーショックについて
カルチャーショックについてあまり日々考えたことがなく、これまでのスペインでの生活を振り返ってみました。日本と違うなと感じたことは、大学では生徒は教授を名前で呼んで様々な質問をします。生徒と教授の距離が近く感じます。日本ではあまりみられない光景なので違いを感じました。また、大学のカフェテリアにはビールが売ってあったり、大学の敷地内でタバコをどこでも吸えるなど日本ではあり得ない光景が見られます。生活面では飲料水は購入しなければならず、水道水を飲むことはお勧めしません。私も毎回スーパーで8リットルの大きいボトルを購入し、水を飲んでいます。また、タバコです。スペインでは老若男女問わずどこでもタバコを吸っている人を目にします。道に吸い殻がたくさん捨ててあり、道がゴミ箱のようです。日本では歩きタバコは禁止されているくらい厳しいのでそのギャップに驚かされます。さらにスペインはシエスタという昼寝をする文化があることから、昼の2時から5時ごろまでお店が閉まるので、初めの頃はシエスタのシステムに慣れるのに時間がかかりました。日曜日はデパートも含めほとんどのお店が閉まるので必要なものは土曜日にあらかじめ買っておかなければならなかったりします。日本の文化に慣れている状態からこういう少し不便な状況に始めは苦労すると思いますが、住めば都という言葉があるようにだんだん慣れてきますし、私はスペイン人の生活スタイルが表されているようで今はある意味好きな部分でもあります。最後に、スペイン人は仕事に関しては少し怠惰な部分があるので、メールなどはすぐに返ってこないことなどがあるので今後留学する方で、メールを送って返信がこないと心配している方はこのレポートを呼んで少しリラックスしていただければと思います。大学へのメールもあまり返ってこないことがあります。私はその影響で履修の登録がうまくいかず少し不安な時間を過ごしたのでそういうこともあるんだということをここで書いておくことで今後留学される方のメンタル面でのサポートになればいいなと思います。
スペイン人の仕事に対する考え方
スペイン人の仕事に対する考え方は、日本人とは大きく異なっているように感じます。友人と将来は何の仕事をしたいかという話になりますが、スペイン人の友人の多くが自分が幸せな生活をするための手段であって仕事に追われる人生は嫌だよとみな口を揃えていいます。若いうちは生活できるくらいのお金を稼いで旅行したり、好きなことをする時間を多く作って、働くのはそれを楽しんだ後だよと言っていて、大学卒業後に就職して一生懸命仕事をする日本人とは考え方が全く異なり、別の国の人の生き方を聞くと、時々自分自身将来のことを考える上で色んな葛藤に悩まされます。スペイン人は仕事でもシエスタがあるので、9時から昼の2時まで働き、少し休んでからまた仕事を始めます。その間にカフェに行ってコーヒーを飲んだり、ビールを飲んだりしているのをよく目にします。いろいろな働き方があるのだなと感じると同時にやはり自分の今後の生き方をも同時に考えます。いい意味で色んな刺激を受けて、自分自身を見つめ直す時間にもなっています。