Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴィリニュス大学
2022年9月号 国際学部 Y.Y

オリエンテーションについて

ヴィリニュス大学では8月30日から9月5日までがExchange Studentsのためのオリエンテーション期間になります。
この日から毎日違うプログラムが開催されており、初日からヴィリニュス大学で一緒に勉強することになる人達と交流す
る機会を与えてくれます。簡単なゲームを通じて様々な国の人々とコミュニケーションをとることができ、私はこの時に
出会ったドイツから来た留学生と仲良くなり、今では一緒に勉強したり、お出掛けしたりしています。ちょっとしたきっ
かけから仲良くなる事が出来たので、人との出会いはいつ訪れるか分からないということを実感させられました。翌日に
は、メインキャンパスの教会が正面にある中庭でWELCOME eventが行われました。日本でいう、学校長からの挨拶や大学
についての説明があり、改めてこの大学の生徒の一員になれたことを感じられる機会になりました。その他には、学部ご
とに集まって授業の説明があったり、15人ぐらいのグループで街を散策したり、どのプログラムもリトアニアの大学制
度や街など全く分からない私たちにとって、とても充実した時間になりました。さらに、ヴィリニュス大学にはメンター
制度があります。大学生活や日々の生活をサポートしてくれる現地の学生が希望すれば1人ついてくれる制度のことです。
日本にいる時から連絡を取ることができ、現地に着く前に様々な情報を教えてくれました。この制度は任意なのですが、
選ぶことをお勧めします。

 英語力について

今回は留学のキラキラした面ではなく、私が経験した留学の現実について話そうと思います。ヴィリニュスに到着して、1
か月が経ちました。もちろん、友達ができたこと、その友達と出掛け、様々な経験をすることはすごく充実した時間になり
楽しいです。しかし、それ以上に自分の英語力の乏しさを実感させられることのほうが今は大きいです。結論を言えば、ヴ
ィリニュス大学に来ている留学生のほとんどが語学を学びに来ているということでは無いということです。英語で理解する、
話せるということはヴィリニュス大学に関わらず、Erasmusで留学している学生にとったら当たり前のことでしかないので
す。そのため、英語と大学の専門的な知識を同時に学びに来た私はこの時点で、不利な状況に立たされます。毎回の授業で、
慣れない英語の量やスピードについていくことは今は出来ません。先生にも私の英語力について心無い言葉を言われたり、
語学留学では無いからこそ立ちはだかる壁に日々悩んでいます。この留学をする前は、高校留学を経験していたことやヴィ
リニュス大学での語学条件をクリアしていたこともあり、英語力には多少の自信を持って挑みました。しかし、ここでは、
私のレベルは他の人と比べると最低でしか無いということです。留学前に、IELTSの勉強をもっとしておけばよかったとか
履修するクラスの内容を少しでも自分の知識として学んでいればよかったと後悔しています。なぜならば、ヴィリニュス大
学の語学条件のIELTS、5.5をクリアするレベルでは、この大学の大半の授業は到底カバーすることは出来ないと実感したか
らです。しかし、この後悔をプラスに出来るように、これからの留学生活はこれよりも失うものは無いという精神で頑張っ
ていきたいと思います。