Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2012年10月号 国際文化学部 A.Y

授業紹介①

コース選択はシラバスが専用のサイトにアップされるので、内容や単位数を確認しながら事前にネットで授業の登録をします。登録の作業はセメスターが始まる3か月ほど前から始まり、始まってから一週間は授業の変更が可能です。私がとっている授業では交換留学生がほとんどで現地の学生が同じクラスにいることはほとんどなく、ポーランド語の授業以外はすべて英語で行われています。授業についていくのに精一杯で予習や復習をしっかりとやらないと内容さえ理解できないので時間をかけるようにしています。

Polish for foreigners  この授業ではポーランド語を一から学ぶ留学生を対象にした授業で、基本的な単語や簡単な日常会話を交えながら文法の勉強をしたり、生徒同士でポーランド語の自己紹介をしたりと、とても楽しい授業の一つです。ワルシャワには長く生活することになるので少しでもポーランド語を知っていることで、ここでの生活がより有意義なものになると思います。発音や文法も複雑で理解できるようになるには相当の勉強量が必要になると思います。

Management in international business  この授業では、企業が海外でビジネスを円滑に展開するために必要とされる知識やプロセスを学ぶ授業です。地域によって異なるビジネスの性質や独特の経営方法について考え、歴史的背景などに照らし合わせながら様々なビジネススタイルについて学んでいきます。他の授業でもそうですが、国際関係の授業ではよく日本の話題がよく取り上げられ、そのことについて質問されることも多いです。

 

カルチャーショックについて

ワルシャワに来てまだ日が浅いということもあり、普段の生活で日本との文化や環境の違いに戸惑うような経験はあまりありません。料理は普通においしいですし、チップの文化はほとんどないようで、高級ホテルやレストランに行かない限りは払う必要はないと思います。私自身、普通に生活していてそのような場面に出くわしたことは一度もありません。 しいて日本との違いを挙げるとすれば、公共のトイレが有料であることです。トイレの入り口にはカウンターのような場所があり、そこでお金を払うことで利用することができます。お金を取っているだけのことはあり、トイレ内は想像していたより綺麗でした。駅の自動改札のような機械が設置されているところもあり、小銭を投入して中に入ることができます。 また、地下鉄などの料金体系やシステムが日本とは違い、初めのころは少し戸惑っていました。ワルシャワに到着して、国際空港から寮に向かうためにバスと地下鉄を初めて利用したのですが、バスの中で切符を切った後は地下鉄の改札は改札の横の柵を自分で開けて中に入ったので思わず寮まで案内してくれたバディに大丈夫か尋ねたのを覚えています。地下鉄、バス、路面電車は同じ切符で利用することができ、一回券や時間内であればすべての交通機関を利用できるタイムベースの切符などがあります。学生の場合は学生証(オリエンテーションの時に貰えます)を提示すると料金が半額になるので、定期券を買うと良いと思います。

 

自由テーマ

大学の施設はメインの建物を中心にいくつか点在して建てられています。英語で開講されている授業の多くはメインとは別の建物で、比較的新しい建物で授業以外にもイベントであったりほかの団体が使用していたりしています。図書館は少し古い建物ですが自習するスペースもきちんとあり授業の合間などはよく利用しています。龍谷の図書館と比べると天井も高く蛍光灯が少ないせいか薄暗い印象があり、設備の違いに少し驚きましたし、自分がいかに良い環境で勉強することができていたのかを思い知らされました。ここの学生はとてもまじめで夜遅くまで学校に残り勉強している姿をよく見かけます。現地の学生や他の留学生に負けないようにこれからの留学生活を頑張っていこうと思います。