Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2021年9月号 国際学部 R.T

環境について(大学の施設、サービス、町並みについて)

 

ASUの施設は、学生数に比例してどれもとても大きいです。私はよく大学のジムや図書館を利用しています。

ジムは二階建てで、上半身から下半身まで鍛えるためのマシーンがたくさんあります。それに加えて、ヨガやボクシングのクラス(講義とは別)もジムで受けることができます。筋トレ以外ににも、卓球やバレーボール、バトミントン、バスケットボール、テニスなどもすることができ、ジムだけでも半日過ごすことができます。

次に、図書館ですが、ASU(テンピキャンパス)には三つほど大きな図書館があります。中には、グループで喋りながら使用していいスペース、声を出してはいけないスペースなどがあり、自分にあった場所で勉強することができます。また、これはアメリカならではだと思うのですが、図書館の中でスターバックスや、スナック、軽食などが販売されており、ほとんどの学生は何か食べたり飲んだりしながら勉強しています。

またサービスに関しても、日本と違うところが多々あります。まず、どこのお店に行っても定員さんがとてもフレンドリーです。例えば、スーパーのレジの定員さんは、まず会ったら”Hows going?” と聞いてくれますし、お会計が終わって帰る時には、”Have a good one!”と言ってくれます。アメリカ人からすると普通の挨拶なのですが、日本人の私からすると、レジで定員さんと軽く会話したり、笑顔で”Have a good day” と言ってくれるのがすごく嬉しくて、とても良い気分になります。また、これはサービスではないですが、学校内やお店の中を歩いていると急に”I like your outfits.”(服装可愛いね!)と通りすがりの人に言ってもらうこともあります。このように初対面の人に対してとてもフレンドリーに話しかけてくれるのはアメリカ人のいいところだと思います。

また、レストランでは、ジュース、フライドポテトがお代わりし放題のところが多いです。とは言っても、通常サイズが日本の1.5倍くらいあるので、お代わりをしても食べきれないことが多く、大体いつも持ち帰っています。アメリカは、フードのお持ち帰りの文化が浸透しているので、大体どこのレストランいっても、お持ち帰り用の箱が必要かどうか聞いてくれます。

                                                                                                         

 

 

        

 

 

言語の壁について

 

アメリカに来て約一ヶ月。やはり言語の壁に直面しています。渡航前はTOEICを受けたり、龍谷大学でも言語のクラスを履修していたり、オンライン英会話などでアメリカ人と話していたので、ある程度は大丈夫だろうと思っていましたが、完全に裏切られました。理由は、日本で学ぶ英語と、現地の方が話す英語はスピードも訛りもあり、正直全く別物だからです。アメリカに来た当初は、空港の人やタクシーの運転手の方の英語も聞き取れないくらいでしたが、一ヶ月少し経過した今では、現地の英語に慣れてきて、50〜70%くらいは、何を言っているかはわかるようになってきました。ですが、クラスメートとのデスカッションなどは、意見が素早く飛び交うので、なんとか追いつくのに必死といった感じです。

そしてこの言語の壁は、友人作りにも影響しています。アメリカについた当初は、アメリカ人の友達が欲しくて、クラスや出かけ先で出会ったアメリカ人に片っ端から話しかけていました。しかし、自分が質問しても相手が何を言っているかわからなかったり、相手がほとんど喋って自分は相槌を打つだけになるなど、話すたび自分の語学力の低さを痛感しました。この一ヶ月間何度も心が折れそうになり、もうアメリカ人の友人を作ることは諦めて、同じく交換留学に来ている日本人の学生や、違う国から来ている留学生(語学レベルが同じくらいなので話しやすい)とずっと一緒にいようかとも思いましたが、やはりアメリカの文化や英語を学んだり、現地でわからないことを聞いたりするには、アメリカ人の友人を作ることが一番です。そのため私は、クラブ活動やパーティーなど積極的に参加したり、各クラスで一人はアメリカ人の友達を作ると決め、毎日少しずつ自分の英語力を鍛えています(笑)アメリカ人の中には、日本語を学んでいたり、日本人が好きな人もいるので、そういう方とは比較的仲良くなりやすいです。私も、日本とかアジアカルチャーに興味があるアメリカ人の友人に出会い、よく週末に遊びに行ったりしています。

最後に、皆さんが留学生活を始める際、私みたいに悔しい思いをしないよう、留学前にやっておいたら良かった!と思った語学学習の方法をシェアさせていただきます。リスニング対策としては、語学試験などのリスニングテープを聴くより、実際のネイティブたちのリアルな英語が聞ける海外映画や、Youtubeなどを使うことをお勧めします。TOEICを始め、その他語学試験のリスニング教材の音声は、発音にも訛りがほとんどなく聞き取りやすいですが、実際留学に来て関わる現地の学生は、訛りもスラングもたくさん使いますし、スピードも桁違いに早いです。留学前に、いかにネイティブに近い英語で耳を慣らしておくかが、留学に来てから言語のハードルを下げるポイントになると思います。