① 環境について（大学施設／サービス、住居、街並み等）

②アメリカ生活に慣れてきた話しと留学2か月半目のアドバイス

　アメリカに到着してから約2か月半が経ちました（執筆時は10月末ですが、9月号の時点でした）。私にとってアメリカは憧れの国であり、とても楽しみにしていましたが、最初の1週間はなかなか思い通りに事が進まず、ネガティブな感情が勝っていました。食べ物が合わず（今は全然大丈夫です！笑）、土地勘がなく、英語が速すぎたり、気候が暑すぎたり（今年のアリゾナは過去最高気温の43度まで上がりました）、授業も到着後4日目から始まり、期待とは裏腹に不安を感じました。幸いにも親友がいて、彼女に支えられて何とか立ち直ることができました。最初の1か月は授業に一杯一杯で、あっという間に過ぎていきました。毎週、日本で言うところのサークルの新歓イベントのようなものがたくさんあり、たくさんのイベントに参加しました。新しい人に会うことは楽しい一方で、かなりのエネルギーを必要とします。勉強や友達作り、さまざまな活動をすると疲れてしまいます。私にとってメンタルバランスを整えることがプライオリティです。日本にいた時はジムに行くことがストレス解消とメンタルヘルスになっていました。しかし、ジムに行く時間もなかったので、料理に力を入れることにしました。自炊することがちょうどいい息抜きになりました。ある日、ロールキャベツを作ったのですが、ルームメイトにとても好評で、彼らとの距離も縮まりました。

　最初はどこに行くのも、誰かと話すのも緊張していましたが、なんだかんだ生活しているうちにあっという間に慣れました。やるべきことをやりながら、自分の好きなように過ごす。これが自由の国、アメリカです。好きな服を着て、好きなものを食べ、居心地の良い人と一緒にいれば十分やっていけます。

　留学を考えている人に伝えたいことがあります。留学は旅行ではありません。所属学科の多くの人が既に留学経験があり、彼らのSNSを通じて各留学先での楽しそうな様子を見てきました。アメリカを満喫したいと思っていましたが、そんなにうまくいきませんでした。日本の3倍の量の課題をこなしながら、頻繁に旅行に行くことはできません。SNSで他の交換留学生が自分よりも楽しそうにしていて羨ましくなることもあります。しかし、だからと言って劣っているわけではありません。苦しい時期を過ごしてきている人にしか得ることが出来ないものも多いのです。不安と苦悩の先に幸せと喜びが待っています。少し自分を励まして、未来の自分を信じて頑張りましょう。そして、ずっと気を張り詰めていると頑張れなくなってしまうので、メンタルバランスを保てる方法を見つけましょう。

少し長くなってしまいましたが、アメリカ生活に慣れてきた2か月半目のアドバイスです。

大学のスタジアムでのフットボールゲーム

プールでのムービーナイト

ロールキャベツ