Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2024年2月号 先端理工学部 M.S

①現地の学生、友人について

  アリゾナ州立大学の学生として過ごす中で、アメリカ人出身の学生だけでなく、私と同じ様に海外から来ている学生や、さらには学生以外の幅広いフィールドの人達と出会ってきました。留学が始まる前は、ソーシャルメディアで流れてくる「留学中に日本人コミュニティに属してしまったことで英語力が全く向上しなかった」という話を聞いて、「何とか日本人以外のコミュニティに所属しなければ留学が無駄になってしまう!」というような思いを持っていました。しかし、留学期間が半分以上過ぎた今振り返ってみると、学校生活を送っているだけで授業を通して自然に日本語話者以外の人とのコミュニティに入ることになり、海外勢との交流が途切れたことはありませんでした。また、私の人間関係を大いに広げてくれたのはASUのスポーツクラブに所属したことです。クラブ活動を通して様々な学部、学年、出身の学生に加え、活動を手伝ってくれる地元のコーチやボランティアの人など本当にたくさんの人と関わりを持つことができました。

              反対にこっちに来てから新しくできた日本語を話す友達も少なくはありません。同じ言語を母国語に持つということによる話しやすさや、似たような苦労を経験していたりすることから、話が盛り上がりやすく、すぐに意気投合することが多かったです。

              意識して友達を作ろうとすることも必要な時はあると思いますが、自然に広がっているコミュニティの輪を大事にすることも大事だな、と感じています。

 

②アリゾナで食べる日本食

 私が過ごしているTempe Campus の周りには比較的たくさんの日本食の料理店が存在しており、日本食を手に入れられるスーパーマーケットもあります。アリゾナでの最もポピュラーな日本食は寿司です。キャンパス内でも寿司が食べられるほど、その存在は浸透しており、少し街にでると本格的な寿司のレストランもたくさん楽しむことができます。ただ、とても興味深かったのは、アリゾナに住む人が持つ寿司のイメージと日本人である私が持つ寿司のイメージが同じではなかったことです。こちらで寿司と言うと巻き寿司(roll)が一般的で、加えてこちらの巻き寿司は海苔が外側ではなく、マグロやサーモンといったネタでお米が巻かれています。お寿司のレストランに行こうとすると2分の1の確率程でアメリカナイズされている寿司に出会います。

こちらの文化を楽しむという趣旨ではそういった寿司も楽しいのですが、日本食が本当に恋しくなった時に私が行くお店は決まっています。「Kuka Sushi & Izakaya」と「Matsuri Izakaya on Mill」は比較的キャンパスから近い上、日本で食べているかのような料理を楽しむことができます。

 

また自分で料理するのが好きな人であれば、キャンパスの東にあるアジアンマーケットである H mart がとてもおすすめです。醤油やだしといった日本料理に必要な材料からチョコパイやカルビのポテトチップスなどのお菓子まで手に入れることができます。また、ダイソーが隣接しており、そこでもちょっとしたお菓子やふりかけなどを手に入れることができ、商品によっては H mart と同じ商品をより安くゲットできることもあります。