Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2024年1月号 先端理工学部 M.S

①試験について

 日本と同じように中間試験と期末試験の両方がASUにもあります。例えば、CHM118 (General Chemistry for Majors I) の様に、中間試験が4回もある科目もあり、その場合は、毎月テストがあります。形式面では、in-person と online の二通りがあり、担当の教授の好みで選択されます。In-person 形式の試験は、とりあげて特別なことはないのですが、online バージョンの試験は龍谷大学で受けていた形式とは少し違います。試験は図書館や自宅などテストに支障をきたさない静かな場所であればどこでも受験可能で、 LockDown Browser という特定のアプリを使用して行います。これは、試験を実施しているブラウザ以外のブラウザやアプリの使用を強制的にできないようにしたり、パソコンのカメラで試験中の様子が常にモニターされ、不正行為を封じるようになっています。このアプリをインストールできないと、個人のPCで受験は出来ません。

 ASUの試験で良いな、と思ったポイントは試験の目的がはっきりしている事と、対策が手厚いところです。対策は授業によってさまざまですが、試験がある前は必ず時間を取ってどこが重要なのか、どこを理解して欲しいのかが説明されます。科目によっては、講義の時間外にzoom meeting で試験対策が行われることもあります。

 内容に関しては、学習したことを実際にどのように応用するのかに重きを置いているように感じます。私が日本で受けていた試験は、新しい式を習うと、その式を暗記していないと試験で手も足もでない状況に陥ってしまう形式が多いですが、こちらの試験では問題の最後にその試験で必要になる式や定数などがすべて明記されており、それを使って問題に取り組みます。

 

②大学のファシリティー

 ASUは、大きく4つのキャンパスで構成されていますが、私が訪問中の自然科学系の学科が置かれている Tempe Campas は、ASUの中でも中心的な存在でとても広く様々な建物があります。キャンパス自体の面積は瀬田キャンパスのおよそ6.8倍ですが、1年生全員が住むキャンパス付近の寮も含めると端から端からまで徒歩で30分はかかる、大きすぎると言っても過言ではないキャンパスです。

私の最近のお気に入りのスポットはジムです。このジム自体も大きく、ランニングマシーンや、筋トレ用のマシーンがたくさんあるだけでなく、複数のバスケットボール、バレーボールコートや、ダンス用の鏡があるルームも完備されており、会員制のジムにも劣らないファシリティーが揃っています。比較的人が少ない時間帯もあり、授業の間や一日の活動が終わったあとに気分転換として利用しています。

もう一つのお気に入りのポイントを挙げるとすると、それは食べ物に関するスポットです。特定の1つのお店というよりも、様々な種類の食べ物屋さんが校内のいろいろなところに並んでいるところが私の好きなポイントです。

その中でもよく訪れているのが Chick-fil-Aというファストフード店です。日本では見たことのないファストフード店ですが、こちらではとても人気で、お昼には長蛇の列ができるほどです。網目状のフライドポテト(Waffle Potato Fries)とナゲット(Chick-fil-A Nuggets)が特に美味しく、このお店に行くときはその2つを必ず買って帰ります。

また、しっかりとした食事のお店だけでなく、ケーキ屋さんやクレープ屋さんなどのスイーツショップも数件入っていて校内で糖分を補給することもできてしまいます!さらに、このSpring semesterから新しくジェラート屋さんが食堂内に入ったため、近々トライしてみようと思っています。