Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2025年2月号 国際学部  R.M

①授業紹介

私がSpring Semesterで受けている授業の中で、お気に入りの授業を2つ紹介したいと思います。まず1つ目は「Yoga Ⅰ」という授業です。この授業は月曜日と水曜日の午後3時から行われ、週の初めに身体をリラックスさせるのにぴったりな時間帯だと感じています。週の初めはまだ休日の余韻が残っていることが多いので、ヨガを通じて身体をほぐすことで心身ともにスッキリし、気持ちをリセットできます。また、週末に向けて課題が集中してくるので、ヨガで身体の調子を整えることができるのは、まさに1週間を乗り切るためのビタミン剤のような存在です。リラックスできるだけでなく、柔軟性が増して体調が整うのでとても気に入っています。ただ、クラスメイトとの交流も期待してこの授業を取ったのですが、ヨガの授業では落ち着いた音楽をバックにインストラクターの指示に従って静かにポーズを取る形なので、交流の機会はあまりありません。それでも、毎回リフレッシュできるので続ける価値があると感じています。2つ目は「Immigration & Ethnic Relations in the U.S.」という授業です。この授業は、昨年Fall Semesterに受けていた人種や民族に関する授業に似ている部分もありますが、アメリカの重要な社会問題である移民をテーマに、移民の規制、生活、差別、そして不法入国などについて議論を深めていく内容です。アリゾナ州はメキシコとの国境に面しており、数年前にはトランプ大統領が不法入国を防ぐために大きな壁を国境に建設しようとしたことが話題になっていました。このような社会問題に強い関心がある私は、この授業の課題や内容が難しいと感じることもありますが、とても優しく知識豊富なメキシコ系アメリカ人の教授の話がとても面白く、少しずつクラスメイトとも仲良くなれているのに加え、議論を通じて自分の考えを深めたり、発表する機会が増えているので学びがとても充実していると感じています。

②グランドキャニオン

留学してから7カ月が経ち、ようやくあの有名なグランドキャニオンを訪れることができました。私は留学生の友達と一緒に、1人約220ドルのガイド付きツアーに参加しましたが、ASUが主催するグランドキャニオンツアーも毎年9月から10月にかけて開催されているので、そちらに申し込むのも良いかもしれません。私が住んでいるTempeからは車で約4時間かけてグランドキャニオン国立公園に到着しました。長時間のドライブだったので、途中で何度か休憩を取りながら、ゆっくりと景色を楽しんで向かいました。アリゾナ州は原住民の居住地としても有名で、彼らの伝統的な工芸品はどれも魅力的で美しいものばかりです。道中の小さなお土産屋さんには、地元のアーティストが作った素晴らしい作品が並んでいて、目移りしてしまいました。私はアリゾナが唯一の産地として有名なキングマンターコイズ石を使ったアクセサリーを購入しました。このターコイズは鮮やかな青緑色をしており、とても美しく、アクセサリーとしてもとても魅力的でした。価格は商品によって異なりますが、大体小さいもので40ドルほどです。私はその場で自分の予算に合ったものを選び、手に入れることができました。また、道端で販売している方々も見かけましたが、そこでは時々模造品が売られていたり、薬物依存症の方々が販売していることもあるため、少し危険を感じました。そのため、ガイドさんのアドバイスに従い、その方々からは購入しませんでした。安全に買い物をするためには、やはり正規のお土産屋さんで購入することが大切だと感じました。グランドキャニオンはTempeよりも北に位置しており、冬の気温は低く、雪が積もっている場所もあります。私が訪れた時も寒さを感じましたが、その美しい景色に圧倒されました。特に、グランドキャニオンの壮大な景色と、森の中を走り抜ける野生動物の姿には感動しました。大自然の中で、時間が経つのも忘れるほどでした。広大な自然の中で、まだまだ見逃している場所がたくさんあるので、また機会を見つけて訪れたいと思っています。次回はもう少しゆっくりと、さらに多くの場所を探索したいと思います。