Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2025年4月号 国際学部 T.T

  1. カルチャーショックについて

今回の留学を通じて、日本とアメリカは非常に異なる価値観を持っていると感じました。その一つとして、コミュニケーションのスタイルの違いが挙げられます。日本はどちらかというと相手を立てることを重視し、あまり自分の意見を直接的に伝えないことによって他者との衝突を回避するというスタイルだと思いますが、アメリカではむしろ積極的に自分の意見を相手に伝えることによってお互いの考え方を理解するというスタイルのように感じました。つまり、たくさん会話をすることを人間関係の構築において重視しているように感じました。この点が、アメリカ人のイメージである「話好き」や「見知らぬ人ともすぐ仲良くなれる」といったものにつながっていると感じ、その点は日本と比べて良し悪しではなく、非常に異なっている点だと感じました。この経験から私は、両方の良いところを取ることができたら理想的だと感じたので、自己主張と配慮のバランスを取って他者と関わるように努めています。人それぞれどの点で最も強いカルチャーショックを感じるかは違うと思いますが、異なる価値観を持つ国で生活することは自分が当たり前だと思っていた価値基準に異なる視点をもたらしてくれると自身の経験を通じて強く感じました。

 

        2.留学と語学力

交換留学の応募には一定の英語スコアをクリアすることが求められる上に、英語力はあればあるだけ授業だけでなく外国で日常生活を送ることを快適にすることができるため、英語力は非常に重要な要素だと感じます。しかし、海外に行って全く不便を感じないほどの英語力を持って留学に行くことができる人はそう多くないと思います。そこで私が重要だと感じるのは、他者と積極的に関わろうとする姿勢と新しいことにチャレンジしていく姿勢だと感じます。実体験として、完璧な英語を話さなくても相手と良い関係を作ろうとする姿勢を見せれば授業内、授業外問わず友人を作ることができ、授業外の友人との交流を通じてアメリカという国の価値観や文化を実生活のレベルで体験し、理解していくことができたので、そう行った姿勢は留学生活を充実したものにする上では欠かせないと考えます。特にASUは規模が大きい大学であることからクラブ活動や学内イベントが非常に多く、積極的にそれらに参加すればいくらでも新しい人に出会えるチャンスがある大学であるため、自分の姿勢次第で可能性を広げられる余地が大きい場所だと感じました。ただし、授業内でディスカッションやプレゼンテーションが多く行われることや、課題の量が日本の大学よりも多いため、基礎的な英語力が重要であることは間違いありません。