Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2022年8月号 経済学部 G.Y

オリエンテーションについて

龍谷大学の期末試験を終えて10日後の8月12日に日本を出発した。

2日の調整期間を挟んで8月15日、月曜日からオリエンテーションは始まった。このオリエンテーションは留学で来た人向けのものなので、全員がインターナショナルの所属である。

このオリエンテーションの内容はもちろん、大事な話もたくさんあるが、ずっと堅苦しい訳ではなく、交流や遊びの時間も設けてくれている。

硬い話というのはここでの過ごし方、禁じられていることや、寮での生活、警察が直接来て話をしてくれた時もあった。他にも、授業の取り方として、学部にあったものをおすすめしてくれたり、アドバイザーの人と面談機会があったりして日本以上に手厚く、納得して授業を取ることが出来た。加えて、この期間中は生徒証を貰ったり、健康確認があったり、授業を取るためのテストがあったりと1週間の中で1/3は硬い話である。

他の2/3は上記にある様に、交流や遊びの時間である。内容としては、自己紹介をしたり、ハンドシェイクをつくったり、ある日は、それぞれの国の伝統的な服を着て参加したこともあった。なかなか初めは喋りにくいと思える環境でも大学側が交流機会を作ってくれるので自然と友達も増えた。この友達は今でも事務に行く時に一緒だったり、暇なときは一緒に過ごしたりするくらいである。つまり、この時間はとても貴重で、これから留学する人にとって、とても有益なものとなる。

加えて、留学する人はほぼインターナショナルクラブの所属となる。この、MSSUにあるインターナショナルクラブというのはなんであるのか。日本のクラブの様に、とても堅苦しく毎日、毎週必ず参加しなければいけないわけではない。加えて、全く活動をしていないわけでもない。とてもちょうどいいものである。普段のインターナショナルクラブは次の行事に向けての準備をしている。10月の中旬にはホームカミングというイベントがあるので、それに向けての準備をしている。10月下旬にはハロウィン、冬には2つほどの行事が控えている。インターナショナルクラブの面々は仲が良く、土日にカヤッキングをしたり、BBQに行ったりと子の毎度誘ってくれるので、暇な土日を過ごさず、楽しく暮らせている。特に、KayinとJetという会長と副会長が優しく、生活の補助だけでなく、先ほどの遊びに関してもサポートをしてくれる。

最後に、オリエンテーションを面倒くさいと思っている方へ伝えたい。ここでのオリエンテーションはとても楽しい。

 

Joplin

Joplinと聞いてあなたはその土地をご存知だろうか。

恐らく、これを読む全員の人が知らないだろう。

このMSSUから龍谷大学深草キャンパスまでは約10500km、6525milesである。

折角なので、このJoplinについて、少し説明をしたい。アメリカのミズーリ州にあるこの街は比較的小さな街で、穏やかな空気が流れている。みんなが想像するロサンゼルスやニューヨークとは全く違う街である。車が無ければ少々不便ではあるが、ダウンタウンまでは車で15分以内、ミズーリの大都会であるカンザスシティまでは2時間くらいに位置している。

恐らく、多くの住人が滝だと答えるだろうが、私は、ルート66の生誕の地であることを推したい。

1922年にミズーリ州内である、セントルイスからjoplinをつなぐ国道がルート66の起源である。今回、私の留学、10か月間をこのルート66になぞらえて、報告をしていく。

今月8月はルート66で言うと全長約2350milesの235milesである、シカゴから出発すると同州のspringfieldを過ぎたあたりである。

ではこの235milesの私は何をしたのか。

8月13日に到着してから、1週間のオリエンテーションを終えて、すぐ授業へと向かっていった。アメリカの授業というのは、日本以上に宿題やテストが多く、毎日それに追われている。しかしながら、ほぼすべての授業が午前に終わるので、午後はフリーであることが多い。そのため、友達と会ったり、walmartでの買い出しに連れて行ってもらったり、大学内のジムに行ったりをしている。

MSSUは日本と比べて人数は少ないが規模は大きい。話す場所は、寮の近くであったり、ジムの近くの休憩場所であったりする。誰かと約束をしていなくても、すぐコミュニケーションを取って親睦を深めることが出来る。Walmartというのは、毎週月曜日に インターナショナルの生徒をスーパーへ送り向かいをしてくれる制度である。私たちの生活必需品はこのサポートによって成り立っているといっても過言ではない。そして、一番お世話になっているのが、ジムである。寮から歩いて5分の、キャンパス内にジムはある。コートは三面以上あり、筋トレグッズも豊富に存在している。コートでバスケットボールをしていると現地の生徒が声をかけてくれ、試合をすることもよくある。新たな交流がたくさん生まれる場所である。

それだけでなくても、MSSUには映画館があったり、ビリヤードが出来たりするところとバラエティに富んだ施設がよくあるので、自分お気に入りの場所を見つけることが出来るだろう。

日本に比べ、何でも大学内で完結するのは、とてもイージーでコミュニケーションの幅が広がる。