Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2024年3月号 国際学部 R.A

「余暇の過ごし方」

 冬も終わりだんだんと暖かくなってきたので、暖かい日の余暇の過ごし方を紹介していきたいと思います。私が一番好きな余暇の過ごし方は友達と川や森の中に行き、自然を味わうことです。川では魚釣りや泳ぐことができ、山ではハイキングをしながら景色を見たり、たまに出会える動物を見たりできるので自然を思いっきり楽しむことができます。川の近くでバーベキューをしながら、友達と話してゆったりする時間もたまりません。川で泳ぎ疲れたら、美味しいお肉を食べて、そしてまた泳ぐを何度も繰り返していました。それよりも楽しいのが川の近くでのキャンプです!みんなでテントを立て、火を起こし、火の回りでご飯を食べながら語り合うのは最高の時間であり、若者言葉で言うなら正に「チルい」です。

 自然を楽しむ以外にも私はスケートボードをして楽しんでいます。キャンパス内にスケートボードをするためのランプがあります。私はそこで滑れるようになりたくてスケボを始めてみました。ほぼ毎日滑りに行っているためいろんな人に会うことができ、たくさん教えてもらう中で仲良くなっています。アメリカの文化の一つを体験しつつ、現地の人と仲良くなれるためスケボを始めてよかったなと思っています。余談ですが、授業に行く際はスケボで移動しています。キャンパスはそれほど広いわけではありませんが、寮の建物からキャンパスの端にある建物まで歩くと10分以上かかるので少し遠く感じます。スケボで移動するようになってから移動がとても楽に感じるようになったのでスケボを始める利点が色々あることに気がつきました。皆さんも是非初めてみてください!

 

「カルチャーショックについて」

 アメリカに来て自分が想像していた以上に色々なカルチャーショックを受けました。その中でも記憶に残っているものを紹介していこうと思います。まずは想像していたとおり、食文化は私の体には合いませんでした。食事は主にカフェテリアで取りますが、朝昼晩で提供される料理のほとんどは脂身が多い、もしくは塩っけが強いものばかりです。初めの1ヶ月くらいは耐えることができますが、それ以降はだんだんと食べるのが嫌になります。サラダやフルーツは豊富にあるため満足していますが、それを食べても空腹を満たすことができないので、脂身が多くても我慢して食べています。味噌汁やアジアのカップ麺をたまに食べることで普段我慢しているストレスを発散できています。

 二つ目は清潔さに関してのカルチャーショックです。アメリカの公共施設は日本と比べると本当に汚いです。レストラン内の机や床、寮内のトイレやシャワー、ダウンタウンの道端などにたくさんゴミが落ちていたり、何かこぼれていたりしていて汚いことが多いです。寮内に関しては週に2回ほど清掃員の方が清掃をしてくださっているにも関わらず、すぐ汚くなります。シャワーを浴びる際にシャワーサンダルを履かないと何かしらの菌が体に入るかもしれないから気を付けなと友達に言われた時は驚きました。日本人と比べると、衛生意識が低いと感じました。また、日本の清掃の方々がどれほど頑張ってくださっているかを身に沁みて感じることができました。

 最後に私が最もストレスを感じたカルチャーショックを紹介します。それは相手の気持ちを察することについてです。私は三人のアメリカ人と仲良くしていました。そのうち一人はルームメイトでもう一人はその彼女、そしてもう一人はクラスメートです。ルームメイトとその彼女は人を馬鹿にするようなジョークをよく言ったり、夜は大きな音で映画を夜中の3時ごろまで見たりしていたため、私はよく不機嫌になり彼らに対して威圧的な行動をとっていました。しかし、彼らは私が怒っている理由に気づくことは一度もなく、彼らは私に「Are you ok?」とよく聞いてきました。これをクラスメートに相談したところ、私が怒る理由をしっかりと伝えないとその二人には分かってもらえないと言われました。そこで日本人のようにある程度の常識を持ち、相手の気持ちを察することはアメリカにはない文化なのだと気づきました。常識的におかしいことでも言わなければその本人は気づくことができないので、直接やめて欲しいと伝えることができない人は私のようにストレスを抱えてしまうかもしれません。

 今回紹介した三つのカルチャーショックは8ヶ月経った今でも全然なれません。しかし、これらのカルチャーショックを受けたことで日本がより好きになりました。このように留学のネガティブな部分でも視点を変えてポジティブに捉えていきたいです。