現地の学生、友人について
今回はオーストラリアの学生について、それから友人について書きます。まずはオーストラリアの学生について。現地の学生といっても、オーストラリア、特にメルボルンは本当に色んな人種の人たちが入り混じっている多民族都市なので、白人のひとから、アジア系、中東系、ラテン系など様々なバックグラウンドを持った人たちがいます。現在僕が通っているディーキン大学の学生たちは、よく勉強をしている印象があります。特に図書館では、平日の昼間は机が満席で座れないことが何度かあったので、図書館に行く際は出来るだけ早くいくよう心がけています。それから、ディーキン大学の学生は、自分のラップトップを大学に持ち運んで、図書館や芝生の上など、どこでも利用しているので、これには最初驚きました。大学の課題は基本的にオンラインで提出するので、課題の期限前はどの学生もパソコンと向かい合っています。
次に友人についてです。前にも少し書きましたが、ディーキン大学では世界中の国から来ている人たちと友達になれるチャンスがあります。大学の友達とは、よく自分たちの国の家族や友人、習慣の違いなどが話題に上ります。オーストラリアでできた友達とは、Facebookなどのソーシャルネットワークを通してコンタクトを取ることが多く、留学の際にとても便利だと思います。実際、オーストラリアの学生、そしてインターナショナルの学生もほとんどの人が使っています。さらに、大学の授業についての意見交換をするための公式のグループなどもあるため、プライバシー面での心配もありますが、僕は使ったほうのメリットがはるかに大きいと思いました。
留学期間も残り少なくなってきました。ディーキン大学では今の学期の試験が10月末には終わるので、実際残された期間は2か月弱となりました。残された期間の中で少しでもプラスになるような事を経験して帰国したいです。そして、最近読んだ日本の本の中で、心に留めておきたい言葉があったので、書きたいと思います。その本によると、成熟(maturity)の条件として、6つの条件を挙げた人がいるそうです。その中の一つに、自己意識の拡大(extension of self)という項目が掲載されていて、その内容がとても心に残りました。
その本によれば、自己意識の拡大とは、「自分の興味とか関心というものがいつも自分のことにとどまっている人ではなくて、今世界でどんなことが起きているとか、人間は何のために生きているのか、人間はどう生きるべきか、この世の中で大切なものはなんなのかとか、そういう広い世界に関心を持っているということ」と書かれています。
また、この内容は龍谷大学の理念とも重なる部分が多いのではないかと感じました。この留学を通して、海外の友人と触れ合う機会を多く持てたこと、自分1人で考える時間をたくさん持てたこと。このことは大きな財産になりました。この本の内容のように、自分の内面性をもっと磨いていきたいと今まで以上に思うようになりました。まだ残り2か月あるので、残りの滞在中にやりたいことを全部リストアップして、できれば全部やってきたいと思います。