Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2010年10月号 文学部  K.Y

この一年を振り返って(留学前と今を比較して変わったところ等)

とても貴重な経験をすることができました。渡航前は英語などの学習面における期待ばかりしていました。しかし実際は、英語はもちろん、その他のこともたくさん学んだように思います。例えば、こちらの大学で生活することで、日本との教育の違いを自然に勉強できました。講義方法の違いやチュートリアルの有無など、大学教育の違いを実感しました。自ずと、龍谷での1年とマードックでの1年を比較していました。マードックでは決められたことをたくさん勉強しなければいけませんが、充実した生活を送ることができます。龍谷では好きなことを自学できる時間を持つことができますが、強い意志が必要です。このような大学教育の違いは興味深く、最後の課題ではそれに焦点を当てたエッセイを書いたほどです。また、日本では家族と一緒に暮らしていたので、マードックでの生活は初めての一人暮らしでした。その中でお金の管理の難しさや、掃除・洗濯・自炊などといった煩わしさ、ときどき襲ってくる寂しさなどを実感でき、改めて家族の有難さを知ることができました。そのほかに、日本にいる友人たちとも離れてみることで、何気なく過ごした時間がどれほど大切なものであったかがわかりました。最後に、多文化社会のオーストラリアで過ごすことによって、うまく言葉にできないのですが、世界を広く見る目?のようなものを身につけられたような気がします。日本では日本人・日本人の考え方に囲まれた生活を送っていましたが、こちらでは会う人、会う人の国が違います。彼らと接する中で「世界にはたくさんの考え方や価値感が存在していて、どれが正しいとか重要だ、といったことはないのだ」と考えるになりました。英語以外での学び(考えの変化)が自分には大きかったように思います。

帰国後どう留学経験を生かす予定なのか(帰国後の予定)

マードックでの生活の中で、英語学習の困難さと奥深さを知りました。まだまだ英語を勉強し続けなければいけません。文学部の英文科に在籍しているので、これからも英語の授業は避けられません。それらの授業に真面目に取り組んでいきたいと思っています。そしてマードックで英語と通して学んだものの中には、「関心はあるが、消化不良のまま」になってしまった内容があります。帰国後は母語を通してその内容を理解しようと努めたいです。また、それらの興味ある内容に関連がある授業を探して、受講してみたいとも考えています。キャンパスや国際部で、留学生や留学したい学生と楽しく会話できればいいな、と思っています。

帰国後の予定2

もう1つ別に帰国後の予定を書かせてもらいます。こちらはもう少し軽い、あまり留学経験とは関係のない予定だと思って別の記事として独立させてみました。とにかく、今は友達に会いたい気持ちでいっぱいです。帰国後何日かは彼らと思いっきり遊びたいです。マードックにはなかった懐かしいところを回ってみたいです。居酒屋やコンビニ、銭湯など。あとは、親の料理をお腹いっぱい食べたいです。最後のマンスリーレポートの最後がこんな「~したい」ばかりになって申し訳ありません。でも、留学終盤の本当にリアルな気持ちが表せられているかな、と思います。

こちらでの残り少ない生活、精一杯楽しんで帰ります。読んでくださり、ありがとうございました!