Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2013年8月号 国際文化学部 A.F

余暇の過ごし方について

前期の初めの頃は「勉強漬け」だったように思います。リーディングではその量に圧倒され、どんなに読んでも終わる気がしない。レクチャー、チュートリアルでどのようなディスカッションが行われていたのか理解できていない。なんとかついていこうと多くの時間を勉強に費やしていた気がします。しかし、後期は前期と違い、自分なりに勉強と生活のバランスがとれるようになったと思います。お休みの日や時間が出来た時には、自分の好きなことをしてリラックスするようにしています。例えば友達と出かけたり、料理に凝ってみたり、映画を見たり。私はドラマ、映画が好きなので友達にお勧めのものを教えてもらって色々観ています。またマードック大学ではスタディブレイクという1週間ほどのお休みが、5週目と10週目にあります。その期間を利用して旅行に行ったりもしました。


後期の授業について

後期は好きな授業を選択出来るので、同じ日本人留学生でも異なる授業になります。 私は前期同様3つ受講しています。

まずはBUS102 Introductory Chinese。これは中国語の授業です。日本人学生には漢字の利点があるので、難しいユニットを履修する際にはおすすめです。授業ではゲームをして数字や漢字を覚えたり、ペアになって会話の練習をしたりとすごく楽しいです。私は聞き取りが苦手なので苦戦することもありますが、ほかの学生も一から中国語を勉強しているので、気後れすることなく勉強出来ています。またこの授業を通して、新しい言語に挑戦することがどれほど楽しいのかを再確認出来ました。

SSH100 Ideas in Action。これはどのような思想が世界を変えていくのか、またどのように変化をもたらすのかについて焦点を当てた授業です。最初のテーマは「個人主義と全体主義」で、魔女狩りと印刷技術の関連性や避妊法としてのピル等が取り上げられました。この回では、個人としての選択と社会としてのルールや考えの対立について議論しました。トピックや内容がとても興味深い反面、抽象的な部分が多いのでリーディングやレクチャーでは理解に苦労します。この授業は様々な分野の学生が取る授業なので、ディスカッションでは多角的な視点から意見が述べられる為、哲学的、歴史的、社会的といった様々な目線で世界を考える良い機会になると思います。

AST253 Love and Sexuality in Japan。これは2年生以上向けの授業になります。トピックとしては結婚・離婚、ジェンダー観、避妊・中絶、売春、萌え等日本の恋愛観や性的価値観に関するものです。この授業では他の学生と一緒に日本人や日本社会の考え方についてディスカッションするので、考え方や社会構造の違い等に気付かされることもあり、すごく面白いです。リーディングの量や課題のプレゼンテーションなどはやはり他の授業と比べハードですが、教材は日本のドラマや映画を使うなど楽しく勉強できるユニットです。