Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2013年9月号 国際文化学部 A.F

現地の学生・友人について

他の学生と一緒に学校生活を送る中で感じたことについて、今月号は書こうと思います。 現地の学生は一言でいうと勉強熱心です。以前も触れましたが、こちらでの勉強量は現地学生にとっても多いです。その為、毎日多くの学生で図書館は溢れています。また、授業中の姿勢も日本の大学とは大きく異なります。日本の授業は教員を中心に静かに行われることが多い一方で、こちらでは学生を中心として活発なディスカッションが行われることが普通です。私の受けているあるユニットのチュートリアルでは、驚くことに一度ディスカッションが始まれば止まりません。教員が議論を促すのではなく、むしろ止めなければいけないほどです。初めはそんな雰囲気にのまれ圧倒されていましたが、最近やっと慣れてきて少しずつ議論に参加出来るようになりました。躊躇なく発言する姿勢は本当に刺激になります。言葉の壁、文化の壁に悩むことは多々ありますが、現地の学生と一緒に学ぶことはすごく良い経験です。 一方、留学生活を充実させるために欠かせないのが、友人の存在だと思います。勉強について助けてもらったり、愚痴を聞いてもらったり、一緒に出掛けたり、また時にはケンカをして気まずくなったりしたこともあります。私の場合、課題の添削をお願いしたり、出掛ける時も知らない場所に連れて行ってもらったりと頼ることが多いですが、快く引き受けてくれる友人達に日々助けられています。日頃から私の拙い英語を一生懸命聞いて、応えてくれる彼らには本当に感謝しています。

 

キリスト教について

冬休み以来、日本人留学生の友達が、他の日本人学生の為に毎週「バイブルスタディ」を開いてくれています。そのセッションは、バイブルの中からピックアップされた出来事について、ディスカッションを通してキリスト教の考えに触れようというものです。キリスト教について学ぶ彼の友人が先生となり、背景や英語表現についての説明に加えディスカッションをリードしてくれています。宗教というテーマはとっつきにくい人も多いのではないでしょうか。私自身もそうでした。私はクリスチャンではないし、また宗教に関する授業を大学で受講していた時でさえ、興味が湧かずキリスト教について何も理解していませんでした。大学のクリスチャンクラブの参加には抵抗がありましたが、友達がこのようなインフォーマルな機会を設けてくれたので、「じゃ英語の勉強も兼ねて参加してみようかな」と軽い気持ちで行ったのが始まりでした。始めてみると、バイブルの中には興味深い話が多いことに気付きました。その中で、日々の生活に生かしたい考えもありました。キリスト教の知識を深めることで、「Good Friday」や「イースター」の意味についても知ることが出来ました。今ではそのセッションが毎週の楽しみになっています。