10月号「カルチャーショックについて」
今月号はカルチャーショックについてですが、そこまでショックというものを受けることはなかったと思います。ですので、オーストラリアと日本の相違点を、特に人に注目してみたいとおもいます。初めはオーストラリア男性についてですが、ひげを生やしている人をよく見かけます。しかも、日本と違い(明治・大正時代の人たちを除いて)、もみあげからあごの下まで続いたひげを生やしています。たまにサンダルを履いていないで歩いている人もいました。一方、女性は丈の短いズボンを履きモデルのような装いです。晴れの日の多いパースですが、もちろん雨は降ります。そのとき日本とちがう光景が。。。「えっ、なんで傘をささないの。」とくべつ男性は傘をさそうとしません。傘をさすのが恥ずかしいと思わせるほど、だれも使いません(アジア系の男性たちはさしていました)。濡れるのはまったく気にならない様子(顔は嫌そうだけど)。それからこれはカルチャーショックと言えるかわかりませんが、思っていたよりも、ここパースではオーストラリア英語のアクセントはきつくありませんでした。「グッダイ・マイト」(G’day, mate)的アクセントは大学側のオリエンテーション以来、結局ほとんど耳にすることはありませんでした。
自由テーマ「オーストラリアと日本の違い―社会面」
オーストラリアでは飲酒・喫煙を日本より厳しい体制で規制をしています。酒やたばこのTVコマーシャルは一切なし。反対に飲酒・喫煙を控えさせることを目的とした政府系のショッキングなコマーシャルが流れています。たばこのパッケージも気持ちの悪い写真を載せてタバコのクールイメージを中和させようとする意図があります。日本のように酒やタバコの自動販売機もありません。一方オーストラリアの大学の構内にはTavernというパブがあります。日本では学校(教育機関)と酒の接点が無く、逆にタブー視されがちですが、オーストラリアでは各学生自身の自由と責任のものとして許可しているのではないかと思います。しかし、学校のみならず、一般のパブでも年齢証(郵便局などで発行してもらう)の提示が必要で、18歳に満たないものには飲酒させないという部分は徹底させています。価格の調整も行われています。一箱約16ドルが一般的な値段です。日本に比べると高めの設定です。まとめると、オーストラリアの飲酒・喫煙にたいする宣伝広告の規制は厳しく、販売も未成年の手にとどかないようにしている。また値段も高い。一方学内にパブがあるなど、ある程度の自由がある。日本の場合、大学と飲酒を切り離すのは一種のタテマエでしかなく、日本社会全体的には飲酒・喫煙非常に寛容であると言えるのではないかと思います。