Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2014年4月号 法学部 S.T

1 授業紹介

僕は①Academic learning Skills②Asian Centuries③Writing Academic Englishの3つの授業を受講しています。①は文系理系学部の枠を越えて授業を受けます。この授業では大学生としての基礎を身に付けます。基本的に生徒は全員一年生です②は日本を含むアジアについて学びます。日本に関する歴史が授業で度々取り上げられ、日本人ならではの知識を期待されます。③文字通りライティングです。この授業では英語を母国語としない生徒、主に留学生で構成されてます。希望すれば他の授業を聴講のみするということなどもできます。時間割次第で授業がある日が週に3日ということもできます。一見授業数が少ないように見えますが、予習の量は膨大でリーディングはトリッキーなものが多くあります。現地の生徒や、英語にハンディキャップを持たない英語を母国語レベルで操る生徒をベースに授業は構成されているので、授業を完璧に理解しついていくのはかなり難しいと思います。しかし、全く不可能というわけでもありません。しっかり予習をして授業に臨めば結果はついてきます。予習なしで授業に臨めば内容が理解できませんし、得るものは自ずと少なくなります。サボったわけではありませんが、ある授業の課題に苦戦し、その後の授業に予習なしで授業に出たことがありますが、全くついていけませんでした。僕の経験上予習なしで授業に行くことはオススメできません。予習は習慣付けてこないとこちらではかなり苦しいです。勿論復習も大切です。授業のシステムが日本と大きく違うもので慣れも必要です。予習をしてきたという前提で授業は進み、授業内での発言が成績に直結します。この傾向は日本より顕著です。各授業に必ず少人数クラスが設けられているということも日本との大きな違いだと思います。

 

 

2 今までのところ

こちらにきて約3ヵ月が経過しようとしています。僕が今痛感しているのは事前に計画することの大切さです。僕はこちらに来るまでは特別こちらで何かしたいということがありませんでした。初めての海外ということもありオーストラリアでの生活を上手く想像することができませんでした。恥ずかしながら勉強と英語を頑張ろうと思っていた事くらいです。今はインターネットが非常に発達していて、わからないことがあればすぐに調べることができます。留学を考えている人は是非インターネットをネットを活用してください。たくさんの留学経験者から話を聞いて自分の留学先での生活を想像してください。国際部を利用するのも1つの手です。そしてその想像を、計画を立てることによって実現性のあるものに変えていって下さい。留学生活というものは決して思い通りには進みませんが、計画が何もないより何かあるという方が何倍もいいです。食べたい料理や行きたい場所をリストアップするなど、どんなに些細なものでもいいです。日本では取るに足らなような事さえも、こちらではいい経験になります。日本では会えなかったであろう人達とたくさんの経験を共にするということは非常に価値のあることだと思います。そして一見些細な計画はこのような経験に繋がり、外の世界を覗くというチャンスにも繋がります。僕はこれも大事な勉強だと思います。