Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2022年 7月号 国際学部 I.E

余暇の過ごし方

 

マードック大学での夏休みは龍谷大学より一足先の6月末に始まり、7月末までありました。

オンライン留学であったためオーストラリアで現地らしい夏休みの過ごし方はできない分、日本を満喫しようと、京都のあらゆる神社を巡ったり、日本一の星空を見にキャンプをしに行ったり、京都の北方にある伊根の舟屋で一泊したり、そして1番の思い出でもある車で6日間かけて巡った東北旅もしました。

 

東北旅は、友達の家がある東京から出発し、新潟、山形、秋田、青森、岩手、宮城というコースで巡りました。旅の一つの目的でもあった、夏のお祭りめぐりも新潟では日本一の花火大会である長岡花火大会、秋田の竿燈祭り、そして青森でのねぶた祭りに参加しに行くことができ、大変満足しました。新型コロナウィルスでここ数年開催できていなかったからこそ、今年はみなさんが本当に楽しみにしており、幼いお子さんから高齢の方まで全ての人が楽しそうに、そして町中が生き生きとしていたのを目にし、改めてお祭りがどれだけ人の幸せ、楽しみ、喜び、絆に繋がっているか感じました。

もう一つの旅の大きな目的はやはり被災地を訪れることでありました。5日目に友人と私は、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館という、旧気仙沼向洋高校が災害当時から全く同じ状態で保管されている場所でもあるところに行きました。まず初めに、館内では震災時のドキュメンタリーのようなものを視聴する場所が設けられており、その映像を見終わってしばらくは友人も私も言葉を発せないほど改めて津波の怖さにショックを受けました。ショックを受けている間もないほどすぐに案内されたのは、旧気仙沼高校の校舎内でした。全てが杜撰な姿で3階には津波によって車が乗り上がった教室までがありました。現在生きているものとして、周りの人、そして今あるこの環境に感謝し、人のために、地球のためにできることを最大限やりたいと強く感じました。