①留学を振り返って

留学を振り返って思ったことは二つあります。

一つ目は英語を伸ばしたいという目的なら別に海外に行く必要はないと思います。

実際に海外の人と交流することで伸びると言われていますが、おそらく基礎的な英会話力を身につけることに焦点を置いた勉強方法であって、実際にアカデミックなスキル、ビジネス的なレベルまで身につけたいと考えている方はオンラインでも十分に達成することができると感じました。

二つ目は自分の性格を見つめ直す機会になると思います。

いろんな価値観を持った人たちがいるので、自分の常識などが通用しない場面も多くあり、自分を客観的に見つめる機会になるかなと思います。例えば、現地の人は予定に遅刻したり何かとルーズなことが多いです。日本だとだらしないように見えますが、ここではそんなことはないのです。自分への変化として、いいように捉えると少し寛大になれたり、なんでも気楽に考えられるようになった気がします。

三つ目は楽しい時間になると思います。

真面目な人ほど英語が伸びないことや海外に馴染めないことに悩みがちになるかもしれませんが、現地で過ごした友達との思い出は人生を長い目で見ても貴重な時間になると思います。こういう経験が自分の将来に少しは影響を与えてくれると思うし、私は改めて将来は海外に住もうと決心することができました。それぞれここに来て感じることは様々かもしれませんが、海外経験が少ない人ほどお勧めしたいです。別に大きな目的とかは要らないと思いますし、とりあえず来てみるくらいの気持ちでもいいと思います（学費がタダなのは嬉しいですね）。

②この留学経験をどう活かすか

留学を経て、二十代後半で海外に移住しようかなと考えるきっかけになりました。理由は二つあります。

一つ目は英語をもっと勉強したいと思っているからです。ここにきて改めて自分の英語が未熟であること、特に授業などで思ったことが言えない時にとても悔しい気持ちになりました。ここに来るまでそこまで熱心に英語を勉強していた訳ではないのですが、今まで当たり前にできていたことができないことにストレスは多少かかりました。そういう悔しい気持ちが私からすると「成長したい」と思うエネルギーになりました。「もっと英語を勉強して不自由なく海外で暮らしたい」「日本にとどまらず海外でも活躍できるような人になりたい」というような思いが膨らんできて、それを実現させるためにこれから人生を設計しようと考え始めました。

二つ目は海外は日本に比べて伸び伸びと感じることができるからです。前提として日本はとても住みやすくていい国だと思います。実際私は老後は日本で暮らしたいなと考えています笑。しかし、海外に出ることでみる世界が広がるのは事実だと思います。特に人と比較する癖がなくなったのはとても嬉しいです。言葉にするのが少し難しいですが、海外に出ることですごく自由に感じられる気がします。

もしここに来なかったら別のことに興味を持っていたかもしれませんが、少なくとも社会人になる前に自分のなりたい姿を持てたことは嬉しいことですし、頑張ろうと思います。

もちろん海外移住にあたってビザの問題や人間関係など色々悩むこともあると思いますが、今は自分の素直な気持ちに従って挑戦してみようと思います。この留学がないとそんな風に思えなかったと思うので周りの方々に感謝です。素敵な体験をありがとうございました。