Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2025年11月号 国際学部 M.M

1.この留学を振り返って

私はこの留学はあっという間の10ヶ月間ではありましたが、非常に濃いものであったと思います。私は小さい頃から海外に何回か行ったことがありましたが、一人で行くことは初めてであり、飛行機で日本から離れた時から寂しさと不安で「この留学を無事に終わらせることができるのだろうか」と感じていました。実際に、カフェやレストランでの店員の方との会話や大学の授業などで、英語を聞き取ることと伝えたいことを言うことに困難を感じ、留学初期は落ち込むことが何度もありました。しかし、徐々に英語とパースでの生活に慣れてきたことや、友人や寮のルームメイトなど多くの良い人に巡り会えたことにより、1セメスターが終わった頃には、この留学に対して不安よりも楽しさの方が強く感じられるようになりました。また、冬休みや学期中の1週間の休みを利用し、国内旅行をすることにより、オーストラリアという国の多様性を実感しました。

最後に、この留学を通して私が一番成長したことはコミュニケーション力と積極力であると思います。初めの頃は、英語で人に話しかけることや会話をすることが怖く感じる時が多かったですが、今では店員さんやローカルの人とのスモールトークに楽しみを感じられ、自ら声をかけることも増えてきました。

オーストラリア、特にパースという場所は自然豊かで、生活が日本に比べるとスローであり過ごしやすいため、機会があればまた行きたいと思っています。

 

2.留学経験をどのように活かすか

この留学で培った語学力を失わないように、日本に帰ってからも英語学習を続けていきたいと思っています。完璧に会話ができるような英語力まで伸ばすことはできませんでしたが、大学での授業や日常会話を通して、リスニングやリーディング、特にスピーキング力を大きく伸ばすことができました。せっかく積み重ねてきた努力や経験を無駄にしないためにも、日本でも英語に触れる機会をつくり、今のレベルを維持するだけでなく、さらに伸ばしていきたいです。

多文化社会で過ごしたことで、異文化に触れる機会が本当に多くあり、自分の視野が広がっただけでなく、将来のキャリアの選択肢も広がったと感じています。また、海外から日本を見ることで、日本の文化や便利さのすごさ、良さを改めて実感しました。そのため、今後の就職活動では「日本の魅力を世界に伝える」という視点も一つの軸にしていきたいと思うようになりました。

さらに、一つ目のテーマでも述べたように、コミュニケーション力や積極性を伸ばすことができたのも大きな収穫です。これらは今後の大学生活や就職活動で必ず活かせると感じています。加えて、母国語が通じない環境で生活した経験は、精神的な強さを大きく育ててくれました。将来、どんな困難な挑戦に直面しても、この留学で得た経験と努力を自信に変えて、乗り越えていきたいです。

  

スカボロービーチのサンセット