この留学を振り返って

　この留学も早くも10カ月程が過ぎ、今月が最終月になりました。この留学を振り返ると、本当にたくさんの事があったように思えますし、それと同時にあっという間に時間が過ぎました。到着した際は正直異国の地に1年弱も住むことなど全く想像できませんでしたが、そのようなことを思っている暇も無く時間が過ぎていったように思います。当たり前ではありますが、環境が違う場所に住むということは今までの常識が通用しない事、新しい常識や文化に出会う事が毎日のようにあり、とても刺激的な日々を送ることが出来ました。今まで生きてきた自分の人生に無かった要素があちこちに転がっていたり、異なる文化な慣習の元で育った人達と交流することで自分の価値観も良くも悪くも変化したと思います。自分は一人暮らし自体が初めてだったため、留学としてはもちろん、海外に一人で住むといった経験もとても大きかったように感じます。まだまだ未熟で甘いところしかないですが、以前よりかは一人で何とかする力といったものがついた様にも感じます。この留学を通し、様々な国の友人を作ることが出来ましたし、彼らと生活していく中で数えきれないほどの経験をしました。このオーストラリアで過ごした一日一日が映画のようで毎秒毎秒が貴重な経験になったと感じます。今までは日本に住んでいて、日本の文化しか経験したことがありませんでしたが、現地の文化、他国からの留学生の国々の文化に触れここでしか出来ない素晴らしい経験が出来たことに本当にうれしく思いました。英語を勉強していたおかげでなんとか会話についていくことが出来たり、自分の言いたいことも少しずつ言えるようになったりと、英語を勉強したおかげで自身の友達の幅が世界基準に広がり、英語を理解しない自分では知り得もしなかった様々なことを知り、聞き、自身の経験として持ち帰れることにとてもうれしく思います。

留学経験をどのように活かすか

　まず始めにこの留学経験を活かし、帰国後も変わらず国際交流に励みたいと思います。英語を話す環境が自分の国際スキルを一番成長させたものだと実感しているので龍谷大学で開催されている国際イベントに参加するなどして日本での私のような留学生のサポートや交流を積極的に行い、国際交流の輪を広げていきたいと思います。帰国後は残り一年で卒業となりますが、卒業後は海外大学院にもう一度留学するか、今まで培った国際スキルを活かせる仕事に就くかを決めている段階にあります。どちらにせよ、将来はこの経験を活かし、英語で外国人の方々と共に生活、仕事が出来るようなポジションに着きたいなと考えています。実際のところ、具体的なビジョンは見えかねる状況ですが、将来的には日本だけにとどまらず海外でも仕事が出来たらいいなと考えています。