Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

RMIT大学
2010年9月号 文学部 M.K

この1年を振り返って

この1年、特に後半のセメスターはあっという間でした。今このレポートを書いている時点でもうオーストラリアに来て9カ月もたっていることには、ただただ驚くばかりです。前半のセメスターは本当に英語英語の日々でした。でも、このREWでの20週間がなければ、RMITでは勉強できない、もしくはついていけなかったと思います。特にライティングの書き方は日本でほとんど習わないことばかりだったので、すごくためになりました。また、日本では知り合えないような国から来ている人とも話す機会をもつことができ、いろいろな考え方を共有できたり、視野がものすごく広がったと思います。

あと、日本語の授業にボランティアとして参加して、いかに日本人の日本語がおかしいか、どのように日本語を学ぶのか、またどれほど多くの人がどのような理由で日本語に興味を抱いているのかなど多くのことについて学ぶことができました。

RMITの授業では、まずすべての学生の授業態度に感心させられました。少しでも話しをしてうるさくしていると、他の学生が注意をするくらいみんなが集中しています。日本の講義ではまず考えられないことで、すこしでもわからないところや、質問、ましてやlecturerと違った意見を持っていると、手を挙げて質問します。それを毎回見るたびに考えさせられることがありました。日本の授業の受け方に疑問さえ感じました。授業の受け方が180度違うといっても過言ではないと思います。どちらの方法がいいかは、個人によると思いますが、やはり日本も試してみる価値はあると思います。留学前からもともと積極的に物事をする方だったのですが、上には上がいるということをここで勉強して改めて思い知らされました。

オーストラリアの人は、おおげさに聞こえるかもしれませんが、誰とでも話します。電車の中、道、バー、図書館、きっかけさえあればどこでも話しかけてきます。これだけフレンドリーな人がいる国は他にはないと思います。誰にでも話しかけることが当たり前のようなこの環境が僕をより一層積極的にさせたのかもしれません。また、龍谷大学からは僕一人だけだったので、日本人と話す以上に外国の人と話す機会が多かったので、ほぼ毎日英語漬けでした。僕はいまだにライティングが苦手ですが、その分話すのに必要なスピーキング、リスニングは伸びたように思えます。留学前にたてた目標も、いまではほとんどが達成できています。とくに、日本語教育に携われたり、いろいろな国の人と交流できたり、アルバイトをして経験を積んだり、といろいろなことを通してオーストラリアに来る前よりたくさん成長できたんじゃないかと思います。オーストラリアに来てから積極的になるのではなく、来る前から積極的になるよう努め、オーストラリアに来てすぐに積極的に活動できるようにすることが1番こちらに来る前にできる最善の策だと思います。

今後の予定

僕の場合、運良く龍谷大学のチューターとして留学生をお世話させていただくことに決まったので、僕がオーストラリアで困ったりしたことを留学生の多くが日本で同じように経験するかもしれないので、少しでも助けたり、日本語の勉強の補助や実際に日本語のクラスでお手伝いができたらいいなと思っています。