①試験について
結論から言うと私がSemester 1で受けた授業で試験はありませんでした。試験があるのは科学や工学、数学などの特定の科目のみだと聞きました。
課題に関して4月号で軽く触れたのですが、ここではもう少し深堀していきたいと思います。Semester 1 で私はマーケティングの授業のみを受講し、課題は、レポート(個人・グループ)、動画作成(グループ)、授業内で行われるクイズ の三種類がありました。
レポート課題には、日本の大学で出されるような、授業で学習した内容についてのレポートもありましたが、それだけではありませんでした。たとえば、架空の企業からの依頼に対して、マーケティング専門家としてどのように対応すべきかを考えるシナリオ仕立ての課題や、友人や家族にインタビューを行い、その結果を分析してレポートに活かすといった実践的な課題も多くありました。さらに、インタビューの内容はすべて文字起こしして、レポートの最後に添付しなければならないという決まりもありました。このような課題は、日本の国際学部ではあまり経験したことがなく、とても新鮮でした。
動画作成の課題は2つあり、それぞれ4〜5人のグループで約10分の動画を制作しました。1つ目の課題では、実在する企業が直面している課題を分析し、それをどのように解決するかを提案する内容でした。2つ目は、自分たちで架空のブランドを立ち上げ、そのブランドを紹介するというものでした。具体的には、ブランドコンセプトの設定、認知度の高め方、競合他社との違い、ブランドのポジショニング、ターゲット層の選定、そのターゲット層に効果的にアピールする方法などを考えました。SNSを使ったプロモーション方法を提案し、実際に街角インタビューを撮影したりして楽しかったです。
クイズに関しては二週間に一回授業内で行われる10分ほどのクイズで、すべて選択問題だったので、そこまで大変ではありませんでした。
②Adelaide旅行
休暇中に行ったAdelaide旅行についてお話していきます。
MelbourneからAdelaideは飛行機で1.5~2時間ほどで、6月に行ったのですが、メルボルンより少し北に位置しているので日中はとても暖かく、過ごしやすかったです。メルボルンとは雰囲気が違い、とても落ち着いていてヨーロッパ風の建物が多かった印象です。
市内を散策したり、ガーデンに行ったり、マーケットに行ったり、ビーチやドイツ村(Hahndorf)に行ったりしました。
一緒に旅行した友達の中にドイツ出身の子がいたので、Hahndorfを訪れた際にはドイツについてたくさん教えてもらいました。ドイツの有名なお菓子やスイーツ、伝統的なクリスマスの飾りなど、さまざまなことを知ることができました。中でも、観光地から少し離れた場所にあるパン屋さんで食べたプレッツェルは、今まで食べた中でダントツに美味しかったです。店主のおばさまも、地元の方々もみんな素敵で、温かく接してくださり、心がとてもほっこりしました。
Adelaideのビーチはメルボルンのビーチとはまったく異なり、とても静かで穏やかで、まるで無駄なものをすべて取り除いたかのような美しさがありました。地元の方とお話しした際、「Adelaideのビーチがオーストラリアで一番きれいだ」とおっしゃっていて、ケアンズやシドニーなど有名なビーチはたくさんあるけれど、Adelaideが一番だと話していました。実際に訪れてみて、私もその言葉に納得できました。Adelaideのビーチは、私のお気に入りの場所の一つになりました。
そしてもちろんAdelaideいったらワイナリー!Adelaideは昼と夜の寒暖差があるため赤ワインにも白ワインにも適した高品質なブドウを育てるのにとても適した土地です。個人的にワインがとても好きなので本当に楽しみにしていました。私が一番行きたかったBarossa Valleyには残念ながら時間の関係上行くことができなかったのですが、McLaren Valeのワイナリーツアーに参加しました。小さなグループでのツアーだったので一緒に参加していた他の方々とたのしくお話ししながら楽しむことができました。スパークリングの赤など今まで試したことがないワインを試すことができたりとても楽しかったです。
全体的に穏やかで落ち着いていた素敵な街でした。また行きたいなと思っています。