観光学の課題について
Travel and Tourism in Societyの最終課題として、少なくとも40km離れた場所一泊、何かしらのテーマを持ってフィールドワークに行き、インタビューや旅日記などをもとにフィールドトリップエッセイというものを書くというものが課されました。ちょうど、サイコロきっぷを使ってどこか一人旅に行きたいと考えており、結局二等賞だった尾道にいフィールドワークを兼ねて一人旅に2泊3日で行くことにしました。テーマとしてはちょうど10月の11日からボーダーの緩和が行われ、日本に一気に観光客が戻ってくる数日前のタイミングだったため、尾道の外国人観光客に対する思いや尾道の観光のあり方について調査しました。2泊3日で本当に多くの方にインタビューをすることができ、やはり観光業に携わっているか否かで意見が全く違ったり、ホテル数や駐車場が少なく、宿泊は隣の福山市や広島市になってしまい、尾道は通過点となっている現状に対する意見も大きく違いました。ですが、大きく共通していたのは外国人観光客に対して全くマイナスなイメージを持っていないということで、京都や東京のような王道なところではなく、尾道を選んでくる外国人観光客は日本文化を理解、尊重してる人は多いため京都で起きるような観光公害などはないとうことでした。
伊勢・鳥羽のフィールドワークについて
10月10日から10月12日の3日間、伊勢・鳥羽へ地域社会と生態系が共に再生していくエコツーリズムの在り方を学ぶフィールドワークに参加しました。来年から観光業界で就職し、観光の中でもエコツーリズムに力を入れたいという思いがある一方きっと企業が求めるエコツーリズムと地球を想う本当のエコツーリズムにはずれがある気がして、そのずれに飲み込まれまいと思いこのフィールドワーク参加しました。2日目の海島遊民くらぶさんのエコツアーは一般社団法人日本学士会のアカデミア賞などの賞を受賞しているほどのもので、ご飯もすごく美味しく、地元の方も明くて優しい方々で漁師さんたちが入札しているところを見れたり、神祭の体験もさせてもらってすごく楽しいツアーだったのはもちろん、今海で直面している問題も本当に一部に過ぎないが目にすることができ、本当に改めて、地域社会と生態系が共に再生していくエコツーリズムの在り方を考えさせられました。そして、何より海島遊民クラブのエコツアーガイドでもあり、旅館の女将でもある江崎さんの鳥羽、海、人への愛を本当に感じるツアーでした。江崎さんのように、「別にサステナブルとかそういうの名前つけたりせんでも当たり前のことやと思うねんけどな」と言える愛に満ちた考えこそが江崎さんたちが実践されてる、自然や地域の生活文化を通してみんなが幸せになる「成幸」エコツーリズムであり、本当のエコツーリズムの根本な気がしました。