授業紹介①
マードックでの授業は、半期ごとに履修登録ができます。Full timeの学生は最低3つ、最高4つの授業をとる事ができ、私は3つとっています。前期は’Introduction to Asian Cultures’ , ‘Australia in Asia’, ‘Writing Academic English’という授業をとっています。授業は、1つの科目に対してレクチャーとチュートリアルの二種類があり、レクチャーは龍大で受けるのと同じような講義形式、チュートリアルは、一言で言えばレクチャーで聞いた内容や、予習したリーディングに対する質問についてのディスカッションクラスです。マードックでは、現地の学生と全く同じ授業を取るので、ついていくのがとても大変です。正直、聞き取りが非常に難しく、またチュートリアルでは発言する事が一番大切なのですが、流暢に英語を話す他の学生の中で、発言するのはとても難しいです。毎週、読まなければならないリーディングも山ほどあり、読んでも読んでも追いつきません。難しいことだらけで、大変なように思えますが、いい所もあります。レクトピアと呼ばれるシステムでマードック大学のレクチャーの98%はすべてレコーディングされています。レクトピアはマードックのHPにあり授業をあとから何回でも聞く事ができます。実際の授業で聞き取れなかった部分や、良く分からなかった部分はこのレクトピアで復習できます。Writing Academic Englishという授業について少し詳しく話すと、この授業は英語が第一言語ではない人のための授業で、アカデミックライティングの方法を非常に詳しく教えてくれます。エッセイの課題がとても多いので、非常に役立つ授業だと思います。特に、リファレンスについてはしつこいくらいに教わります。こちらの大学はリファレンスについて非常に厳しく、書き方や方法がたくさんあるのでややこしいのですが、分かるまで何回も教えてくれます。
カルチャーショックについて
こっちに来て、いくつかびっくりした事があります。ひとつめは交通面です。バスと電車を利用することが多いのですが、電車のドアは全部ボタン式です。日本で、電車のドアがボタン式なのは、ものすごく田舎で一回だけしか見た事がなかったので、とてもびっくりしました。また、パース市内に’catバス’という無料の公共バスがあることにも驚きました。無料で乗れるバスなんて、とても便利だと思いました!たくさんの人が利用しています。もうひとつはお酒を真っ昼間から飲む習慣がある事です。街に行くと、バーのテラスで、みんなビールを片手に楽しくお喋りしています。日本では、夜に居酒屋でお酒を飲む、というのが一般的ですが、こっちでは時間は関係なく昼でも夜でも飲みます。一番びっくりした事は、大学内にBARがあって、そこで昼からみんなビールやワインを飲んでいるという事です。大学内にBARがある事も、学生が授業の合間にBARでお酒を飲むことも日本では考えられないな、と思いました。オーストラリア人はみんなビールが大好きみたいです。
MJSについて
MJSとは、Murdoch Japanese Societyというもので、マードックで日本語を勉強している学生や日本に興味のある学生は誰でも参加できるサークルのようなものです。私も参加しているのですが、そこでたくさんの日本に関心がある学生と知り合えるのでとてもいいです。MJSでは色々なイベントがあります。みんなで日本の映画を見るMovie NightやBBQ、日本に関するクイズをするクイズNightなどがあります。毎週行っているのがKaiwaというもので、名前の通り、会話のクラスです。私もこのクラスに毎週参加しています。お昼休みに集まって、フリートーキングで色々な事を話します。日本語を勉強して2〜3年の学生は、日本語が上手で、みんな日本語で話します。もちろん英語の練習のために、英語でも話します!やはり、日本に関心がある学生のほうが、はじめは仲良くなりやすいし、英語も教えてもらいながら日本語も教えてあげることができ、とてもいいなと思っています。去年の地震や津波の後、MJSみんなで日本のための募金活動もしてたそうです。マードックに留学に来る人はぜひMJSに参加してみてください^^