Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2023年4月号 文学部 A.H

①現地の学生、友人について

もともと私自身は人付き合いに積極的なタイプではないのですが、フランスに来てからは意識的に人に話しかけたり外出するようにしていました。特に到着当初は授業で近くに座っている学生、寮のランドリーで洗濯が終わるのを待っている学生やエレベーターで同じになった学生など、とにかく自分から話しかけて連絡先を交換してもらっていました。そのうちの全員と今も連絡を取っているわけではありませんが、日本語学科の学生を紹介してくれたり寮のイベントに誘ってくれたり、おかげで少しずつ人間関係を構築することができたと思っています。

フランスの人たちは、知り合った当初はあまり笑わないし少し距離を感じますが、数回顔を合わせると、とても気にかけて親切に接してくれます。寮の諸手続きや授業などで分からないことがあると、みなとても丁寧に教えてくれます。

②帰国時の手続き

今月で第2セメスターの授業が終わり、私は5月に日本へ帰国します。帰国にあたり、現在準備している手続きの一部は以下の通りです。

〇Crous退寮時の手続き

私はこの10か月間、Crousの学生寮で生活していました。退寮にあたり、私の場合必要だった諸手続きは以下の通りです。

・退寮の3か月前までに、Mes services étudiant gouv franceのサイトで“préavis de départ”を提出

-このサイトはCrousの家賃支払い時にも利用するサイトです。退寮日の希望を提出します。

・退寮日のrendez-vousを取る

-退寮日には寮の管理人と一緒にétat des lieux(寮の状態を確認)をします。そのためのrendez-vousを寮の管理人室と連絡して取る必要があります。私の場合はMes services étudiant gouv franceでpréavis de départを提出した数日後、管理人室から当日の時間を指定するメールを受け取りました。寮によってはpréavis de départが受理されたあと、Mes services étudiant gouv franceのサイトから改めてétat des lieuxのrendez-vousを取らなければならない場合もあるようです。

〇フランスの銀行口座解約手続き

-私はBNP Paribasで銀行口座を開設しました。解約にあたり、直接支店まで赴き書類にサインをする必要があるそうです。私は余裕をもって帰国の2週間ほど前に口座を解約するつもりです。

 

3月末ごろからリヨンも少しずつ春らしい気候になってきました。まだ厚手のコートを手放せない日もありますが、日差しはすっかり暖かく、噴水にも水が戻りました。サマータイムも始まり、最近は20時を過ぎても明るいです。

 

年金改革に関するデモが今も続いており、先日はついにLyon 3が封鎖されました。年明け以降はTCL(リヨンの公共交通)やSNCF、空港のストライキで鉄道や飛行機の直前の遅延やキャンセルも多く、場合によっては返金保証もない場合もあります。警察とデモ隊の間では催涙弾などもよく使われているので、デモが行われる場所や時間帯は避けて行動するようにしています。