試験について
ELTEの試験は事前のレジスターが必須です。NEPTUNという龍谷大学で言うところのmanabaのようなプラットフォームを通じて登録をします。
Examsというタブの中にある”Exam resisration”を選択し、試験の登録をしましょう。ほとんどの授業で試験が複数日開催されるので、その中から好きな日程を選ぶ事が可能です。
Exam のレジスターを忘れて面倒な手続きをする羽目になった人が周りに何人かいたので、気をつけましょう。
自分の試験は、筆記でのテストはなく、プレゼンテーションとエッセイの提出でした。ナショナリズムに関する授業の最終試験はオンライン上でのグループプレゼンテーションでした。自分のグループは4人で、トピックはイランに住むクルド人ナショナリズムについてです。グループの中にクルド人の人がいて、自分はあまりクルド人についての知識がなかったため、折角の機会だと思い提案したところ採用されました。彼のリアルな体験をもとにプレゼンテーションを作成する過程で、クルド人に関わる諸問題について学ぶことができました。
民族マイノリティー政策に関する授業の最終試験はワードのページ5〜6枚分のエッセイの提出でした。トピックはマイノリティ民族に関するものであればなんでも良かったので、自分は北海道アイヌについて書きました。マイノリティー政策に関する授業だったため、日本政府が今までアイヌ民族に対してどのように扱ってきたかの歴史的な経緯と、現在のアイヌ政策についてまとめ、現在残る課題についてまとめました。
エスニシティに関する授業の最終試験は個人のプレゼンテーションだったので、在日朝鮮人の歴史と現在の諸問題について発表しました。
ハンガリーでの体験
ハンガリーは8割がハンガリー人であり、日本ほどではありませんが民族の均質性が高いです。それでもブダペストは観光都市ということもあり、普段は人種差別を受けることはありません。しかし、バスで話しているとおじさんからぶつぶつ何かを言われたり(ハンガリー語なので何を言っているかは分かりませんでしたが、その目には敵意が込められていました)することはあります。他に、以前寮の近くでバスを待っていた時、おそらく寮の近くに住んでいる10代前半ぐらいの田舎ヤンキー二人組に”Chinese!!!!!!!!!!!.” と叫ばれたこともあります。その時は”NO!”とだけ言い返しましたが、その後も執拗に”CHINESE!!!!!!!!!!”と叫んでは爆笑を繰り返していました。その時はかなり気分が悪かったですが、後々考えるとある種留学らしいエピソードができてよかったなと感じています。
また、ヨーロッパ各国の観光地に行くと、”你好!”と客引きの人に声をかけられます。最初は勝手に人の国を決めつけるなんて、と思ったりもしていましたが、中国には13億人も人口がいるので、向こうからしたら確率的にそう声をかけるのが妥当なんだなと途中で気づく事ができました。このように、海外で生活することで新たな知見を得ることもできました。ちなみに中国は大好きです。