①カルチャーショックについて
スウェーデンは日本とは遠く離れているにもかかわらず、国民性や礼儀など似ている点も多くあり、そこまで大きなカルチャーショックを感じたことはあまりないのですが、そのなかでもここは日本とは違うなと感じた点について書いていきたいと思います。まず1点目は、飲食店も普通の服屋さんや本屋さんといったお店のほとんどが早い時間(6時、遅くても7時)には閉まってしまう点です。チェーンの飲食店やお酒を販売しているお店では遅くまでやっている店はありますが、それでも10時や11時までには閉まることが多いです。また、土曜日は時短営業、日曜日にはほとんどのお店が閉まっているというのが普通です。最初に来たばかりの頃に日曜日に日用品の買い物に行って目的のお店がすべて閉まっていて、駅の中心部ががらんとしているのを見た時は、日曜日が一番混雑する日本とは全く違うことに本当にびっくりしました。ただスーパーに関しては、多くの店舗で8-22時で営業しているところが多いので食品の買い物についてはそこまで困ることはなかったです。2点目の驚いた日本との違いは、バスのチケットが行き先で料金が変わるのではなく、時間制で決まっていることです。私たちの住んでいる町のバスの切符は1回あたり2時間有効なので、うまく時間を考えながら使うととてもお得に色々な場所に行くことが出来ます。
②プライドパレードについて
先日、ベクショーで様々な団体や企業が参加する大きなプライドパレードがありました。私は仲良くしてもらっているフレンドファミリーに誘ってもらって彼女の職場のお手伝いとしてパレードに参加しました。プライドパレードに参加していた団体のなかには、病院や小中学校、高校、大学などの団体から個人で集まって参加しているようなグループの人たちもいてかなりの人が参加していて、さらにパレードを見に来ている人たちも多くいたので普段の3倍以上の人々がベクショーの中心に集まっていて、最初プライドパレードをこんなに大きな規模でやるとは思っていなかったのでとってもびっくりしました。しかし、子どもから大人まで大勢の人々が何かしらレインボーのものを身に着け、大きな音で音楽を流し、みんなでレインボーフラッグを振りながら町を歩く光景は、賑やかでカラフルでかわいくてすごく楽しい気持ちになると同時に、町全体で当たり前のように当事者以外もLGBTQ+に対す理解を示し、権利を主張しているんだということをありありと実感し、なんだかとても感動しました。スウェーデンは全員とは言いませんが多くの人が互いにそれぞれの権利を理解し認めようと努めている点が本当にすばらしく、こういう考え方が大人も子どもも生き生きと余裕をもって人生を楽しんでいるように見える一因でもあるのかなと思いました。