1.試験について
今回は私が受けている授業の試験方法を紹介します。私は留学生向けの中国語の授業を2つと、英文学科の授業1つと、日本語学科の英語で行われる授業1つ、あわせて4つの授業を取っています。まず、中国語の授業についてです。これらの授業は二つとも先生が自作したテストを解きました。問題は教科書を使って習ったところから出題されます。テストは漢字圏ではない人のにも配慮されていて、ピンインで回答することも許されています。テストは終わった人から、先生にテスト用紙を提出して帰るようになっていました。早い人は10分ほどで終わらせて、退出している生徒もいました。2つのうち1つは記述試験だけでなく、口述試験も行われました。内容は、2分間の自己紹介ビデオを撮るというものです。先生は文章を作る能力や発音の正確さを確認します。英文学科の「英語跨文化溝通」の試験では、中間テストではword文書1枚分のレポート提出、期末試験ではword文書3枚分のレポート提出がありました。私は台湾と日本の教育の違いについて書きました。授業全体を通して、台湾の生徒さんと話していた内容を毎回メモを残していたので、それをまとめてレポートの形にして提出しました。日本語学科の「日本文化概論」の試験方法は3、4人のグループで行うプレゼンテーションと期末レポートでした。私はコロナにかかってしまい、プレゼンテーションに参加できなかったので、教授に相談して期末レポートのみで評価をしていただきました。レポートは「日本の自然に対する信仰の変遷」について、参考文献を含めて、5枚書いて提出しました。
2.台湾版ヤンキー(不良)事情
今回は個人的にとても興味深いと思った、台湾の不良たちについて書きます。英語学科の授業での友達に台湾には不良はいるのか、という質問をして、教えてもらいました。日本でもお酒を飲んだり、喧嘩をしたりする素行がよくない中高生がいますが、台湾でも素行の良くない中高生が存在するようです。彼らは「八家將」と表され、「バージャーチョウ」と発音します。「8+9」と表すこともあり、これは台湾語の語呂合わせになっています。この言葉は元々、台湾の伝統的な行事を行う人のことを指しますが、この行事に参加する人たちは素行がよくない学生であることが多いと考えられているので、彼らは「八家將」と呼ばれます。彼らは中学生か高校生で、髪の毛はソフトモヒカン、黒い服を着て、腕や足、背中などにタトゥーを入れるなど見た目にも共通点があるようです。彼らは夜中にバイクを改造して大きな音を立てて乗り回したり、お寺で集まっていたりします。さらに、お寺のお祭りで被り物をかぶってお祭りに参加したりします。私は台湾の不良が本来神聖な場所であるお寺と関係があることに驚きました。日本語学科の友達にも「八家將」について聞いてみたところ、「あんなにイタい恰好をしているのに、なぜか絶対彼女がいる」そうで、彼らはパートナーを作り、若い時に結婚したり、子供を産んだりした後、離婚するそうです。私は台湾のヤンキー事情を聞いて、日本のヤンキーとしていることはあまり変わらないな、と思いました。しかし、日本のヤンキーと違ってお寺と関係があることはとても面白いな、と思います。
今回の話題に関する写真がなかったので、台湾で見かけた「助詞の使い方が惜しい日本語」です。