1. 渡航・現地での留学先までの移動について
関西国際空港からヘルシンキを経由し、デンマークのコペンハーゲン空港に到着するルートでスウェーデンに向かいました。約15時間のフライトを終え、その日は、コペンハーゲン空港の近くのホテルに1泊し、次の日、電車でスウェーデンのväxjöに向かいました。växjö駅からリネウス大学までは、大学が行っているピックアップサービスを利用しました。しかし、växjö駅に到着しても、ピックアップしてくれるリネウス大学のスタッフの方は見当たらず、同じ時間に到着した他の国の留学生と協力しながら、大学に連絡をし、対応してもらいました。ピックアップサービスの詳細は、växjö駅としか伝えられておらず、具体的な場所はなにも知らされていなかったため、どこに行けばいいのか、何時に来てもらうのか、不明なことはたくさんありました。荷物も多く、容易に動けない状態でしたが、ピックアップサービスを利用する留学生は多いので、留学生らしい人に一度声をかけてみるのは、不安や緊張をほぐすという点でいいと思います。このように、日本とは異なる環境で、なかなか計画どおり進みませんでしたが、駅で声をかけた留学先で初めてできた友達とは今も仲良くしています。最後に渡航する日についてですが、私の場合、ピックアップサービスが行われている日に合わせて、飛行機のチケットを購入しました。しかし、購入した後にスウェーデンに到着する日が寮の鍵の受け渡し日よりも早いということが分かり、急遽コペンハーゲンで一泊することになりました。長いフライトの後、すぐにホテルで休むことができたのはよかったですが、先に着いていたフロアメイトの子の話では、寮の業者の方に交渉すると、鍵の受け渡し日よりも早く鍵をもらえた子もいたそうです。なので、このような事態になった場合は、一度連絡を取ってみると対応して下さるかもしれません。
2. オリエンテーション、授業選択について
オリエンテーションは8月24日、25日の2日間行われました。1日目は、シティーセンターで2023年度の後期から留学する正規学生、交換留学生が同じ会場に集まり、授業のスケジュールや授業の受け方、växjö の街の様子やメンタルケアの方法などを聞きました。2日目は、主にリネウス大学の図書館で使うStudent Cardについてや大学のITサポートに関する説明を受けたり、日常生活の交通ルールについて現地の警察官の方から話を聞きました。1日目、2日目ともに、スウェーデンの文化であるフィカがありました。この時間に他の留学生と交流することができ、同じフロアメイト以外の留学生と話すことができました。
授業選択について、最初にリネウス大学のセメスターのタームについて説明します。リネウス大学の1セメスターは4タームに区切られており、受ける授業によってどの時期に始まるのかは変わってきます。龍谷大学ではセメスターが始まる前に履修する授業を自由に選び、セメスター終了まで複数の科目を受け続けますが、リネウス大学での授業選択は、1セメスターで30ECTS分の授業単位数があればどのように授業を構成するかは自分で決めることができます。1セメスターで1科目30ECTSの科目を学ぶ授業があれば、15ECTSの科目を2タームずつ学ぶ授業もあれば、7.5ECTSの科目を1タームずつ学べる授業もあります。なので、人によって、何科目履修しているかは異なりますが、龍谷大学での授業数に比べて、登録する授業数はとても少ないと思います。授業時間に関しても、授業が始まる時間や曜日、授業時間は科目によって異なります。私が受講している科目は3時間もあり、慣れるまで大変でした。また、選ぶ科目ですが、英語で聞き、その内容をディスカッションし、まとめるということはどの授業にも共通して求められるので、できるだけ自分の専門科目に近い授業を取ることをおすすめします。
オリエンテーションの様子
オリエンテーションの後のウェルカムパーティーの様子
街の様子