Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2024年12月号 国際学研究科 W.R

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

留学をするに際して付き合わなければならないリスクの一つに治安やトラブルがあります。日本という国に住んでいるとほとんどそのようなリスクを経験することはないのですが、留学をするとそのようなリスクを経験する確率はグッと高くなるように感じます。ここでは私の経験したそのようなリスクについて書こうと思います。

まず、イギリスという国においてはお酒が日本と比べより身近にあるように感じます。街の至る所にPub(日本でいう居酒屋)があり、昼夜問わずたくさんの人が利用します。そのため、真昼間から酔っ払っている人や、集団で大声を出している方々も日本より多くいるように感じます。クラブ等に入るとトイレで不審なものの売買が行われていることもあるため注意が必要だと感じました。ロンドンでは突然女性から人の優しさに漬け込みお金を求められることもあったので、何かを求められた時は非常時以外『しっかりと断る』ということを意識付けておくことが大切かもしれません。

他方で、トラブルが多すぎるや治安が悪すぎると言ったこともなさそうです。クラブ等の年齢確認は非常に厳しく、また、路上で暴れ回ったりしている人というのは見たことがありません。盗難やスリに関しても、しっかりと警戒していれば経験することはほぼないと言えるほど安全ではあると感じました。とはいえ、100%安全というわけではないのでしっかりとした警戒が必要です。また、夜中に突然爆音の花火があがることもあるのでそう言った文化的違いからくる恐怖というのもあるかもしれません。

 

②イギリスにおける鉄道事情

車を持たない留学生にとって電車での移動というのは必要不可欠な要素の一つです。特にUCLanは決して大きな街ではないためどこかへ行く際は必ず公共交通機関、特に鉄道を利用します。ここではイギリスへ留学する際に知っていると精神的に疲れない情報を書こうと思います。

まず、イギリスでは時間通りに電車が予定通りのプラットホームに到着するということはほとんどありません。基本的にDelayが発生するため早めに到着する電車に乗るほうがいいでしょう。また、頻繁にCancelになるためその準備もしておくことが大切です。特に降水量が多い地域ではそれによる影響も強く受けるため注意が必要です。

次はチケットについてです。UCLanに近いPreston駅には改札がありません。基本的に社内での点検や到着先の改札のみなのでそれに対する慣れが必要かもしれません。また、今ではほとんどの乗客がオンラインやアプリでチケットを購入し、発券せずに利用するためそれに慣れることも重要です。無料で座席指定もできるので利用することをお勧めします。

駅と駅の距離が遠いということも日本と異なる要素の一つです。基本的にロンドンなどの大都市以外、通っている鉄道は新幹線のようなものなのですぐに次の電車が来ることはありません。チケットも時間指定されているのもがほとんどなので注意が必要です。

ロンドン近郊では阪急線を京阪やJRも同時に使うといった線路や駅を別々の鉄道会社が共同で利用していることがあります。そのため、しっかりとこの電車がどこへ向かうのかというのを確認する必要があります。

このようにイギリスと日本の鉄道システムは大きく異なるため、しっかりと調べておく必要があると感じました。