Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2025年1月号 国際学部 N.Y

hej hej

1月号では、日本から持ってきて良かったもの、スウェーデンの冬の生活について話していこうと思います。

 

私が渡航する前は、荷物の重量制限がある中で、何を持って行くべきなのか非常に悩みました。日本で使い慣れているものすべてを持って行くことは不可能なので、人によって何を優先するかは異なると思いますが、私が日本から持ってくるべきだと思ったものを紹介します。

-スキンケア

乾燥しやすい気候なので自分に合うようなものを持ってきた方が良いと思います。

-洗濯ネット

数枚持ってくることをおすすめします。服が本当に傷みますし、破けます。洗濯ネットも壊れるほど強いです。

-調味料(コンソメ、鶏ガラ、だし)

これらを持っていると日本の味に簡単になりますし、日本料理のレシピを調べるとこれらの登場頻度が高いです。私はこれなしには生きていけません。コンソメが無くなれば、ブイヨン(bouillon cube)と呼ばれる物が少し似ている存在なので、探してみてください。

-味噌汁などのインスタント

個人差があると思いますが、たまに本当に恋しくなります。沢山持ってくる必要は無いと思いますが体調を崩したときや日本が恋しくなったときに飲めるように持って来るべきです。

-変換器(日本からヨーロッパ対応のもの)

-延長コード

-折りたたみ傘

これらは、こちらでも調達することは可能ですが、本当に高くつきます。変換器に関しては、日本のプラグの型から変換されるような物を探すのも意外と大変で見つかりにくいです。寮の部屋の構造的に2つは必要だと思います。これらは重いものでも無いので多めに持ってくることをおすすめします。

-写真や思い出の物

私の住む寮は壁が真っ白で、さみしさが残ります。ホームシック防止に良いですし、持ってくると良いと思います。

-ヒートテック

ヨーロッパのユニクロは本当に高いです。ダウンだけでは防げない寒さがあるので持ってくることをおすすめします。

 

意外と必要な物の中で、日本でしか購入できない物は少ないです。しかし馴染みのないブランドや、日本で使っていた物の代替品を見つけるのに苦労すると思いますが、ヨーロッパからの友達などに聞いてみるとスウェーデンで売っている物はヨーロッパで出回っているため、よく知っているし、教えてくれるので聞いてみると良いかもしれません。

 

スウェーデンの冬生活

スウェーデンの冬は日本と非常に異なります。スウェーデンでは日照時間が短いことで知られていると思いますが、11月から1月下旬まで日の長さが異常に短く、本当に苦労しました。15時半頃には周りはもう暗く、日が昇るのも8時半頃でした。空はどんより曇り、一日中太陽が現れず日光を浴びられない日が続き、2週間連続で見られないこともざらにありました。この時期は気持ちも太陽と同様に暗くなりがちで、気力が出にくくて日光が無いため起きるのも難しく、睡眠サイクルが少し狂いました。想像以上に太陽が無いことが自分にとって大きく、マインドがネガティブになりかけました。このように気持ちが落ち込みがちなときにホームシックになりやすいので、寮の友達と外が暗くても家の中で一緒にご飯を作ったり、自分で何もしないといった状況にならないように何かしら行動をすることが大事だと思いました。みんなで各国の料理を持ち合わせるpotluckというのをしていたりしていました。

スウェーデンは本当にスローライフで、非常に生活がゆっくりです。朝や夕方には、湖の周りを散歩する方を沢山見かけます。平日や土日、性別は関係なく、そのような方を見かけますし、カフェではFika(なにかを食べたり飲んだりしながら集まっておしゃべりをするスウェーデン文化)をしている方が沢山いらっしゃいます。最初は毎日予定がパンパンでせかせかとした日本の生活に慣れていたので、どのように過ごせば良いのかなかなか掴めませんでした。ゆっくりしたこの生活の中では、自分のために使える時間が沢山ありますし、スウェーデンでは大切な人との時間をすごく大切に使っている様な気がします。今では私も友達とFikaしかしていないです。スウェーデンなりのゆっくりした生活は人と人との繋がりの大切さを感じます。

 

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