①授業紹介
私が現在履修している授業は、「現代詩理論(동아시아고대사)」、「東アジア古代史(동아시아고대사)」、「漢字とコミュニケーション(한자와커뮤니케이션)」、そして「哲学の問題(철학의문제들)」の四つです。
「現代詩理論」は、国内外の現代詩を基に、文面に隠された哲学や時代背景と表現の関係性を読み解く授業です。講義は韓国語で行われ、授業の進行も速い上、授業資料を公開しない授業なので片時たりとも気を抜くことはできません。
「東アジア古代史」では、中国の古代の交流や政治体制、思想の変遷について学んでいます。韓国語で専門的な歴史用語を理解するのは簡単ではありませんが、レジュメを事前に読み込んでおくことで、授業についていくことができています。また、韓国から見る東アジア史の視点に触れることができ、新鮮な発見も多くあります。
「漢字とコミュニケーション」は、漢字の起源や形声構造、意味の変遷について学ぶ授業で、中韓それぞれの漢字文化を比較しながら進められます。特に韓国における漢字の扱い方を知ることで、漢字文化のより深い理解を得られます。
「哲学の問題」は、担当教員は韓国人ですが英語で行われる授業です。国際的な視点から哲学の基本的なテーマを扱います。英語での授業は最初は苦労しましたが、講義資料や語彙に慣れることで、徐々に理解度も上がってきました。また、「韓国で韓国語が話せない」よりも「韓国で英語が話せない」方が心理的負担も少ないように感じます。英語が苦手な方にも、英語講義を受けてみるのはおすすめしたいところです。
それぞれの授業が異なる言語や視点で構成されており、学問的な内容とともに語学力の向上にもつながっています。
②韓国のコンビニ
韓国での生活において、コンビニエンスストアは非常に身近で便利な存在です。「CU」「GS25」「セブンイレブン」などのチェーンが都市部に多数あり、どこを歩いていてもすぐに見つけることができます。24時間営業の店舗も多く、急な買い物や軽食に困ることはほとんどありません。
日本と比べて特徴的なのは、1+1や2+1といったプロモーションが日常的に行われている点です。これは同じ商品を1つ買えばもう1つ無料でもらえる、あるいは2つ買えば3つ目が無料というシステムで、特に飲み物やスナック類に多く見られます。飲料の定価は日本円換算で200円を超えることもありますが、このシステムのおかげで、むしろ日本より割安に感じることもあります。
また、コーヒー類は物価上昇の影響をあまり受けていないようで、コンビニで販売されている缶コーヒーやカップコーヒーは非常に安価です。100円前後で手に入るものも多く、ちょっとした休憩にぴったりです。カップ麺も種類が豊富で、価格帯は100〜180円程度と手頃で、学生の味方と言えるでしょう。
韓国のコンビニは、買い物だけでなく、簡単な食事や支払い、宅配サービスの受付なども行っており、生活に欠かせない存在となっています。