①渡航・入国について
渡航前に行ったことは主に4つで、1つ目はリネウス大学への出願と秋学期の履修登録です。2つ目は大使館への居住許可申請です。留学理由から1年スウェーデンで暮らせるだけのお金を持っていることまで申請する必要があります。私の場合、申請してからも追加で銀行の残高証明書の再提出が求められるなど、大使館からの許可が下りた知らせが郵送されるまで1ヶ月近くかかりました。入国する際はパスポートとこの知らせを見せれば、特に質問もなくあっさりと入国できました。スウェーデンに着いてからはこの知らせを持って移民庁に行き写真と指紋を撮って、1週間ほど待てば無事に居住許可証が寮に届きました。3つ目は寮のことです。寮に関しては大学の受入許可が下りると提携している不動産屋から請求書が届き、期限までに家賃を振り込むのみでした。渡航する前の段階では不動産屋からの情報が少なく部屋の備品など行ってみないと分からないことがばかりでした。4つ目は航空券の手配です。私はシンガポールを経由しコペンハーゲンに入り電車で大学のあるVäxjöに行きました。航空会社によって預け荷物の総重量が変わるので、航空券が少し高くてもたくさん預けられる航空会社を選ぶことをおすすめします。駅に着くと事前に予約していたピックアップサービスの方が待っていてくださり、同じ電車で来た他の留学生と共に大学に行き寮の鍵をもらって入寮しました。
②オリエンテーション・授業選択について
到着から2日後、2日間のオリエンテーションが始まりました。まずはみんなで朝ごはんのオープンサンドを食べ、緊張の初対面を迎えました。留学生の割合としてはヨーロッパ出身が6割アジア出身2割その他の地域出身2割でした。オリエンテーションでは授業のことから警察が来てスウェーデンの法律、ルールのことまで説明がありました。1番印象に残っているのが学生団体の活動紹介をしてくれた学生さんです。聞き手をワクワクさせるプレゼン力は圧巻で、学生のプレゼン力の高さに驚きました。ほとんど学生さんによってオリエンテーションが進んでいったこともあり、リネウス大学への最初の印象は学生主体の大学でした。
続いて授業選択についてです。授業の組み方が日本の大学と大きく違いかなり困惑しました。リネウス大学では月単位で授業が行われており、私は毎月授業が変わる1ヶ月単位の授業を5つ取りました。履修の仕方は人それぞれで、9月から1月まで5ヶ月かけて行われる授業だけをとっている人や2ヶ月単位の授業を取っている人など自分の履修したい授業によってスケジュールが違います。常に集中すべき授業が1つなので、実際に受けてみて同時に複数授業を受けるよりも興味や疑問が出やすいように感じており、自分には合っていると思いました。
どこを見てもおしゃれなキャンパス
湖と森に囲まれた街です